Entertainment
Lifestyle

45歳で初めての出産「高齢出産で良かったことは一つもないけど…」先輩ママから教えてもらった視点|YouTuber・あいり

 現在47歳で、YouTuberのあいりさん。福袋の開封やコスメ紹介、育児に関する動画や、1分でフルメイクを仕上げる「1分メイク」などのショート動画が人気です。
あいりさんと息子さん

あいりさんと息子さん

 あいりさん45歳のときに初産を経験し、現在は2歳の男の子の子育てに奮闘しています。  前回は2度の流産を経て妊娠したときの心境や、分娩台に上がってから33時間かかったという壮絶な出産について聞きました。今回は産後の大変さや、住み慣れた名古屋を離れ昨年からスタートした東京生活などについて聞いています。 【前回の記事】⇒45歳で初めての出産…あまりにも壮絶だった!「体力温存のために無痛分娩を選んだのに…」|YouTuber・あいり

出産のダメージで体が“瀕死状態”に……

産後、病院のNICUで息子さんと対面するあいりさん

産後、病院のNICUで息子さんと対面するあいりさん

――産後は、体力の回復にかなり苦労したそうですが、どんなことが大変でしたか? あいり:「ずっとこのままだったらどうしよう」と不安になるくらい、回復が遅かったです。 まず、普通に歩けませんでした。それに顔や足のむくみがひどくて、特に足は靴が履けないくらいでした。関節が全部痛くて立ち上がれなかったです。あまりにもキツくて、退院した翌日に息子を夫に託して鍼灸院に行ったのですが、「出産が壮絶だったとわかるほど、体が瀕死状態だね」と先生に言われました。 指の関節も固まって動かなくて、産後に引き締めのために履こうと思って買っておいたガードルが履けませんでした。母乳とミルクの混合だったのですが、ミルクの缶を開けることすらできなくて不自由でしたね。まともに歩けないので外出もできず、産後3か月になってやっとヨタヨタと散歩に出ることができました。 ――産後はご両親にサポートを頼んだりしましたか? あいり:両親は高齢なので、しんどいだろうなと思って頼まなかったんです。でもありがたいことに夫も積極的に育児をしてくれたため、2人で頑張っていました。私は体がつらかったので、子どもの沐浴は最初のうちはほとんど夫がやってくれていましたね。 ――「45歳で出産して良かった」と感じることはありましたか? あいり:良いと思うことは一つもないです(笑)。YouTubeのコメントでは、「年を重ねてからのほうが経済的にも精神的にも余裕があるからいいですね」というお声をいただいたのですが、私は1日でも早く産みたかったし、年を取るとデメリットが多いと思います。 でも視聴者の方から「落ち着いてますね」と言われると、そういう見方もあるんだなと思いますし、先輩ママから教えていただくことが多いのでありがたいです。

子どもの成長につれて夫婦でぶつかることも増えてきた

あいりさんと息子さん――「産後クライシス」と世間でいわれるように、赤ちゃんが産まれると夫婦で意見が衝突することが多くなる傾向がありますが、あいりさんはどうでしたか? あいり:産後すぐよりも、2歳になった今のほうがぶつかることが多いかもしれません……。子どもが産まれたばかりの頃は、夫に対して感謝の気持ちが強かったです。 でも、子どもが成長すると、昼寝をしなくなったり、動き回って目が離せなくなるので、ものすごく大変でイライラすることが増えました。子どものお世話だけではなく、意外と時間が取られる消耗品の在庫管理も全部私なのでイライラしたりしますね(笑)。 でも私の性格的に、「不満があるから話し合いをしましょう」とはならないんです。疲れていると話し合うより早く休みたいという気持ちが強くて、ずっと我慢して勝手にイライラしてしまいます。私はそれが態度に出るタイプなので、険悪になることがありますね。これからもっと話し合わないといけないのかなと思います。 ――最近はどんなことが大変ですか? あいり:子どもの自我が育ってきたからなのか、息子のこだわりが出てきました。食べ物の好き嫌いが多いし、お洋服のこだわりもすごいし、靴下は絶対に履かないし。最近は保育園に連れて行くだけで疲労困憊です。まだちゃんと言葉で意思を伝えられないから、子どものやりたいことを汲み取ってあげるのにすごく時間がかかりますね。 ――子育てと、YouTuberのお仕事の両立はどうですか? あいり:「ママ、ママ」と後追いがすごいので、可愛いし嬉しいけど何もできないです(笑)。平日保育園に行っている間に仕事が終わらなければ、寝かしつけが終わった後の夜9時以降に夜中まで仕事をしています。切羽詰まってなければ子どもが家にいるときは仕事をしないようにしているのですが、土日に夫に頼んで散歩に連れて行ってもらって、その間に動画撮影をすることもあります。
次のページ 
子連れでの引越しは大変!でも、東京に移ってよかったことも
1
2
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ