裕子さんは自分で自分のことを「男性が苦手で、会うと疲れてしまいやすいタイプ」だと思っていました。そのため、婚活歴が4年と長いわりには、会っている人数があまり多くありません。
でも自分から質問するようにしたら、男性と会っても疲れなくなったそうです。
「
積極的にならないと、楽しめないんだなと気づきました」
以前はどの男性と会っても楽しめず、苦痛な時間を過ごしていたのが、ある程度は男性と会話のキャッチボールが成立するようになったのです。自分から質問していくことで、職場が遠すぎてデートしにくい人や、会話が盛り上がりにくい人にも、初対面で気が付けるようになります。
例の学さんからは、
4回目のデートで結婚を前提にした交際を申し込まれました。婚活をしていても、4回続けて会える人はなかなかいません。
でも裕子さんはどうしても引っかかることがあって、その場で返事をせずに解散してしまいました。
「私、男性と一度も付き合ったことがないんですけど、ドン引きされませんか?」
「そこが気になっていたんですね。伝えて大丈夫ですよ。びっくりはするかもしれないけど、結婚したいと考えている女性が交際経験がないことは、嫌じゃないはずです。次に会う約束してます?」
「してないです。なんて言ったらいいか分からなくて」
そこで裕子さんには、学さんとSNSで通話の約束を取り付けてもらいました。そこで、交際経験がないことを伝えたのです。
学さんはびっくりしながらも「
私もそんなに経験がないですし、気にしません」と言ってくれたそうです。裕子さんはやっと安心して、お付き合いを承諾しました。