元彼との“遠距離不倫”。連絡は、ホテルの名前と部屋番号だけ
それから2年間、アヤミさんは彼と不倫を続けているといいます。
「
彼から連絡が来るのは東京出張の時のみ。彼の泊まるホテル名と部屋番号だけが送られてきます。私から連絡しても返事はありませんね」という、割り切った関係のよう。

「月1会えるか会えないかの関係ですが、それでもいいんです。奥さんと別れて欲しいという気持ちありません。彼は奥さんのことはあまり話さないのですが、名古屋への転勤後に交際を始めて24歳で結婚したと言っていました。
彼のSNSをこっそり調べて奥さんの写真を見たのですが、化粧っ気もなくて服もすごく地味でした。正直、どこが良かったんだろう? という気もしますね。
子供は男の子なのですが、彼に似ててすごく可愛いんです! 思わず画像保存しちゃいました(笑)」
嬉しそうに語るアヤミさんですが、不倫をしていることに罪悪感は感じないのでしょうか?
「私の場合、普通の不倫とちょっと違うというか……。誰にでも絶対に忘れられない人っているじゃないですか。
自分の1番楽しかった思い出をアルバムから出して余韻に浸っている感じです。あと、この歳で自分のタイプの人と体験できる機会なんて滅多にありませんしね。
他に彼氏ができたらいつでもやめるつもりではいます。でも、彼を超える人なんてなかなかいないと思いますけど」
彼の家庭からしたら何とも身勝手な意見ではありますが、それでもアヤミさんは幸せだといいます。アヤミさんに本当に好きな人ができて結婚したときに、もし同じ目に遭ったら彼女はどう思うのでしょうか。不倫の代償は必ず自分に返ってくるもの。アヤミさんが自分でそれに気づいて不倫から足を洗えたなら、本当の幸せが訪れるかもしれません。
<文/結城>
結城
男女観察ライター。鋭い視点で世の男女を観察し、 夫婦問題からイタい火遊びまで、幅広いエピソードを華麗に紡いでいく。Twitter:
@yuki55writer