早紀さんは31歳ですが、お会いしたら実年齢よりもっと年上にも見えるし、逆に学生ぐらいにも見えます。学習塾だから派手にはできないのかもしれませんが、
髪型やメイク、服装がとにかく垢抜けていないのです。

「申し訳ないけれど
今の身だしなみだと、結婚相談所のアラサー女性の中ではイモっぽいほうなんです」
「え! そんなこと言われないですよ」
「
そりゃ外見の指摘はハラスメントだから誰も言わないですよ。それに今の職場ではこちらの恰好で不都合ないのではないでしょうか。でも婚活で女性の人気を一番左右するのは外見ですから、この髪とヘアメイクで東京の男性とは釣り合わないですよ」
まずは現実を知っていただかなくてはと、筆者はさらに指摘を続けます。
「女性の学歴を見る男性はいるけれど、
都会にはキレイで高学歴のキャリアウーマンが大勢いるので、地方で塾講師だとよっぽど何か共通点とかない限りお付き合いに至りにくいんです。それに
女性って、男性ほど学歴を重視されません」
「そうなんですか!」
「極端な例だけど、高学歴な不美人と高卒のかわいい子がいてどちらか二人を選ばなきゃならないなら、高卒のかわいい子が選ばれます。でも現実には、大卒でかわいい子もたくさんいるんです。なおさら
高学歴なだけで好印象なんて持たれないんですよ」
「じゃどうしたらいいんですか」
「外見を磨くこと努力しましょう。写真は東京のスタジオで撮り直して、メイクも東京で習いましょう」