「川島の名前を出すのが嫌だった」麒麟・田村裕が明かす、コンビ格差を受け入れられたワケ
最近は「人見知り」を克服中
大人になっても、人は変われる
――芸人として、影響を受けた人はいますか?
田村:『探偵ナイトスクープ』で一緒のスリムクラブの真栄田くんは、人生経験が豊かで、賢いし、スポーツも万能だし、人情に厚いので教わることがたくさんありました。中でも僕を劇的に変えてくれたのは、「自信を持ちましょう」と何年も言い続けてくれたことです。ずっと「俺なんか」って言っていたのを、「もうそれやめて」「田村さんは面白いよ」と言ってくれて、その言葉を受け入れてみようと思ったことで人生が大きく変わったと思います。
――大人になってから、自分の価値観や苦手意識を変えられるのはすごいですね。
田村:アホやから行動に直結させられるんだと思います。例えば、人と話すのが苦手な人が話せるようになるには、人を傷つけない言い方を準備しようとか、会話のためにたくさん言葉を用意しておこうと考えると思うんです。でも僕はアホゆえに話すと決めたら話すので、それがよかったんじゃないかと思います。「そんなん急に変われるか」と言われると思うんですけど、難しく考えるよりも先に行動を変えてしまえば、ポジティブな発見があると思います。
<取材・文/都田ミツコ 撮影/鈴木大喜>都田ミツコ
ライター、編集者。1982年生まれ。編集プロダクション勤務を経てフリーランスに。主に子育て、教育、女性のキャリア、などをテーマに企業や専門家、著名人インタビューを行う。「日経xwoman」「女子SPA!」「東洋経済オンライン」などで執筆。
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