これまで、マレーシア教育移住のさまざまな話を、複数にわたって教えてもらいました。最後にこれから教育移住を考える人へ、アドバイスを聞きました。
「まず言いたいのは、『親の英語力は気にしなくても大丈夫』ということです。できるに越したことはないですが必須ではありません。これは
以前もお話しましたがエージェントなどに外注したりなどすれば何とかなりますし、マレーシアは日本からの移住者も多く、コミュニティが完成されています。
渡航をいつかの夢にせず、期日を決めて、興味があれば来たら良いと思います。お子さんの世界は確実に変わりますし、親の世界も変わります。
また『子どもが親に付き合ってくれる時期』は限られています。そうした時期の体験として、海外教育移住は最高だということもお伝えしておきます。ぜひ一度情報を集め概算してみてください。ものの数時間で金額が出せますのでお金を握りしめてきてください(笑)」

5回に渡ってお送りした海外教育移住のリアル。いかがだったでしょうか。
筆者は「意外とハードルは高くないんだな」という感想と、とはいえ握りしめるお金を貯めるところから始めないといけないなと、夢の解像度が高まったように思います。
日本の教育制度や国際的な立ち位置を考え、海外に目を向ける人は増えています。その正解が海外への教育移住かは家庭によりますが、留学を含め、多様な選択肢の中から、海を渡ることを考える家庭は、今後も増えていくのではないでしょうか。
そうなってくると、海外経験で身につく力として言われる語学力の価値も、また変わっていくのかなと思います。親として、この時代の流れの中で子どもにできることは何か。改めて考えてみたいと思ったのでした。
【ねこ田】
2023年末よりマレーシアはペナン島に教育移住中。9歳5歳の子どもたちは現在現地のインターナショナルスクールに通っています。教育移住のあれこれをInstagram(
@necolife_penang)にて配信中。
<取材・文/おおしまりえ>