今年過熱した“テレビ・新聞への批判”に違和感。39歳・元TBSアナの私が言いたいこと
YouTubeを見ていると…
「オールドメディア」を良い意味で捉える
TBS系『世界ふしぎ発見!』を流して家族でああだこうだ話す時間が大好きでした。吉村作治先生、よかったなあ。この番組の影響で、私は日本美術史という分野を大学大学院で勉強し、そして今でもそれがずっと私の核となっています。
自分が知る由もなかったさまざまな世界を教養として与えてくれたのがテレビだと今でも感じますし、その本質は現在も変わらないと私は考えています。
最近のテレビは食べ物ばかり? 衝撃映像の垂れ流しばかり? チャンネルを回していけば(またまた古い表現)雪の小樽をそぞろ歩きする旅番組に心癒されることだってあるはず。
オールドメディア? 私は良い意味で捉えております。
なぜなら私は歴史あるものに価値を見出す人間だから。いろんなご意見が出そうな今回のコラムですが、私は個人的にテレビやラジオが大好きで、そして新聞を毎日読みたい人間です。
さて、皆さんの「今年の漢字」は?
<文/アンヌ遙香>アンヌ遙香
元TBSアナウンサー(小林悠名義)1985年、北海道札幌出身、在住。現在はフリーアナウンサーとしてSTV「どさんこWEEKEND」メインMCや、情報番組コメンテーターして活動中。北海道大学大学院博士後期課程在籍中。文筆家。ポッドキャスト『アンヌ遙香の喫茶ナタリー』を配信中。Instagram: @aromatherapyanne
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