かわいいけど……露骨な「ちょうだいオーラ」にゲンナリ
「『寒かったでしょ』『バック持つよ』って。持つといっても、玄関先で渡して、運んでくれるのは靴を脱いで上がるまでの5歩だけ(笑)。すぐ放置されます。それで、
ニコニコしながら渡すまで近くをうろうろされる。
コートをぐちゃぐちゃにハンガーにかけてくれたり、ビールをコップに勢いよく泡だけ注いでくれたりもします。飲みかけのぬるいビールの上から、なみなみと勝手につぎ足してくれちゃったり。普段絶対やらないのに」
そして、お手伝いが終わると、またにこにこしながら隣に座ると。

「かわいいんですよ? かわいいんだけど、
『私がこどものときって、ここまで露骨にちょうだいオーラだしていたかな?!』ってちょっとひっかかるというか。まあ、自分が自覚していないだけで、出していたのかもしれませんね。だからやっぱり文句は言えないけど……(苦笑)」
お年玉を引き出すための“過剰な接待”は止まりません。
「すき焼きを一生懸命ぐちゃぐちゃに取り分けてくれたり、
お風呂に入っていると入れかわり立ちかわりでのぞきにきて、『手伝うことない?!』『お酒いる?!』って。どれだけのんべえだと思われてるんだろう……。
布団も、シーツも枕カバーもなしにひいてくれて、コンビニに行くときもついてくる。それで、荷物も持ってくれる。すごいですよね。お年玉目当てだとしてもなんかかわいくて、去年は思わずあげちゃいました」
あげた後のお姫様扱いは……?
「お年玉をあげたとたん、解散! とばかりに散っていきましたよ(笑)。
もう一切私の前に出てこないし、話しかけてもこない。潔くて、むしろ面白いです。