“まさかの父親”を持つ21歳俳優に期待膨らむ。出自も「自分の一部」と言えるスゴさ
谷原七音の度量
いしだ壱成が実父だという出自を隠すこともない。目標とする俳優は、ジュノン出場経験がある菅田将暉だと答えているが、好きな作品は、『未成年』(TBS、1995年)。
同作は、いしだ壱成と谷原章介が兄弟役を演じた、谷原七音にとっての父共演ドラマである。ふたりの息子として父たちのドラマに対して自然と好意を抱ける心根の人。二世俳優が七光りだとされることが多いが、谷原七音の場合はむしろ「生まれも僕はアイデンティティー」だと潔く捉えている。
若干21歳の新人とは思えない度量ではないだろうか。そもそもジュノンコンテストには谷原章介に相談せず応募していたという。出場理由には「客観的にみた自分の注目度だけが一人歩きしてしまうと感じ、自分自身が成長しなくてはこの先何年も生き残っていけないと思ったから」と明記するくらいである。
俳優デビュー作は?
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