『光る君へ』で話題の37歳俳優が明かす吉高由里子の“緊張感”。感動したレジェンド俳優からの言葉とは?
器の大きな人になっていきたい
――毎熊さんも主演作として『初級演技レッスン』、そして7月にも主演映画(『桐島です』)が控えています。これから、どう熟していきたいですか?
毎熊:主演をやることにこだわってはいないんです。面白い役や監督に出会ったり、いい共演をしていくことが一番。
ただその中に、主演という役割も入っていくのだとすると、やっぱり『光る君へ』じゃないですけど、主人公を演じる人の空気感を中心に、作品って出来上がるところはあると感じます。
そういう意味でいくと、今回、主演させていただきましたが、僕はまだそうした空気を出したり、作ることの努力ができていないなと。
お芝居はもちろんなんですけど、最初の“初級”の話ではないですが、結局、スキル云々ではなくて。もうちょっと人としての大きさを身に付けられたら。器の大きな人になれたらと思います。
(C) 2024埼玉県/SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ
『初級演技レッスン』は渋谷ユーロスペース、MOVIX川口ほかにて順次公開中
<取材・文・撮影/望月ふみ ヘアメイク/星野加奈子 スタイリスト/カワサキタカフミ>望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi


