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たった200gの赤ちゃん猫が車の下から顔を…→3歳の大人にゃんこになった姿に感動

強運で腸閉塞を乗り越えた

バニラ家の猫たち そんなある日突然、あずきくんはぐったり。心配になり、病院へ行くと、腸閉塞との診断が。 「注射を打ってもらいましたが、『これでダメなら手術』と獣医さんに言われました。まだまだ小さい体なのに……と心配でたまりませんでしたね。どうか上手くいきますようにとひたすら祈っていると、なんとか注射が効いてくれて。『あずくんは強運だね』と、先生と話したのが忘れられません」  出会った当初の衰弱やその後の病も乗り越え、絆を深めていったあずきくんとバニラさん。あいだに生まれた信頼関係は月日を重ねるにつれ、より強固なものになっています。

バニラ家の絆は深まってゆくばかり

あずきくん あずきくんはバニラさんに寄り添って撫でてもらうことと、ボールや紙玉で遊んでもらうのが大好き。 「投げると取りに行き、咥えて持ってきて『投げて』と何度も催促。エンドレスの遊びです(笑)」  唯一苦手なのは、お腹を触られること。内出血の痕が消えた今も、触ろうとすると唸るのだとか。
バニラ家の猫たち

一緒に楽しんだハロウィンのコスプレ

 なお、母親代わりだったシンくんとは、今でも2匹で寄り添う姿を見せてくれます。面倒を見てもらう側だったあずきくんがシンくんを毛づくろいする姿は感慨深いものです。 「突然目の前に現れた、小さくて今にも消えそうな命。あの時、私が見落としていたらおそらく……と思うと、運命を感じずににはいられません。もしかしたら、あずくんはうちの子になろうとすでに決めていたのかも」  天真爛漫で末っ子気質なあずきくん。これからも、持ち前の明るさでおうちを照らしてね。 <取材・文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291
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