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ホリエモン出演で批判殺到!炎上上等のCMがコケた理由とネットの「不快感」の源とは。前任のたけしと決定的な違いも

炎上上等で打った今回のCMが機能しなかった理由

 ロマン優光氏の言葉を借りれば、<食事に関する情緒性が排され>た『完全メシ』とは、食事という神聖な行為に対する悪辣さを自覚したソリューションなのだと言えます。  であるならば、その悪に対する疑義をワンクッション挟んだうえで、商品のバリューを伝えたほうが、効果的な説得力を生んだでしょう。  ですが、堀江貴文氏は、そうした悪辣さに無自覚であるがゆえに、強い言葉を繰り出せる人物です。つまり、堀江氏の無邪気な“悪”は、『完全メシ』の偽悪を塗りつぶしてしまっている。  これが、炎上上等で打った策が最初から機能しなかった理由です。

批判した人たちの「不快感」とは?

 今回、堀江氏の起用を批判した人は、日頃の言動や政治的行動などを理由にあげていますが、いずれにも共通しているのは、不快である、ということです。では、その不快感とは何なのでしょうか?  それは、自らを理知的であり優秀であると信じて疑わずにいないがゆえに、感情を失った人間の姿を見るからなのではないかと思います。  その意味では、“完全”な堀江氏のキャスティングは正解だった、とも言えるのですが。 <文/石黒隆之>
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【動画】批判が殺到した堀江氏の完全メシCM
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