突然のコンビ解散から3年。解散の真相と“意外な転職先”を明かす「子どもが産まれ、収入に不安を感じた」
放課後等デイサービスの職員がテレビCMに
――周りの職員や親御さんたちから、「お笑い芸人が働いている!」と驚かれたりしませんでしたか?
小澤:解散後もテレビに出る仕事はときどきあったので、同僚の方に「出てたのなら教えてよ」と言われることはありました。でも照れくさいし、自分で告知したら「お前のことなんて興味ないよ」と思われるかもしれないので、事前に言うことはありませんでした。
解散後に「日清カップヌードル」のCMにコンビで出演していたので、放映されていた時期は送迎時に親御さんたちから「見てますよ」と言われることがありました。そのときに、「俺が元芸人だと気づいてたんだ、やべーな」と思いました(笑)。その後も一部の保護者の方から「YouTube見たよ」と言われたり、2、3人の子どもたちは気づいていましたが、ほとんどの子どもたちは知らなかったと思います。
――芸能界という華やかな世界を去ったことで、新しい環境に対してギャップを感じることはありませんでしたか?
小澤:僕はあまり華やかなほうではなかったので、特にギャップを感じることはなかったですね。新しい仕事をする中で大変なこともありましたけど、やっぱり子どもたちは可愛いし、楽しいことのほうが多かったです。子どもたちとの接し方を模索する中で、自分の子育てに応用できることもたくさんありました。
<取材・文/都田ミツコ 撮影/林紘輝>都田ミツコ
ライター、編集者。1982年生まれ。編集プロダクション勤務を経てフリーランスに。主に子育て、教育、女性のキャリア、などをテーマに企業や専門家、著名人インタビューを行う。「日経xwoman」「女子SPA!」「東洋経済オンライン」などで執筆。
1
2


