もう我慢しない! 勝手に出てくる“過激なエロ広告”、本気で減らす「正しい伝え方」とは
適正な出稿をする事業者がしわ寄せを受けないように
「今の状況が続けば、広告を見たくないと感じる人が広告全体をブロックしたり、広告を表示させないような有料サービスを選ぶようになるかもしれません。そのような状況は広告業界にとっても、産業界全体にとって望ましいことではありません。
我々は民間の自主規制団体として活動をしています。もし、性的な広告に関する状況がこのまま改善されなければ、自主規制では収まらず、将来的には国によって公的な規制が導入される可能性も出てきます。
そのようなことにならないように、業界が力を合わせて自主規制をしていくことが大切だと考えています。適正な出稿をしている事業者がしわ寄せを受けるような状況にならないよう、これまで通り活動を続けていきます」
「性的で不快な広告」は医療機関や健康食品でも
今回は、消費者からの苦情が積み重なったことが、性的な広告に関する問題を動かす第一歩となりました。健全な環境を守るためには、私たち一人ひとりが「ちょっと気になるな」「これって大丈夫?」と思った際に、しっかりと「声」を届けていくことが大切なのかもしれません。
<取材・文/都田ミツコ>
都田ミツコ
ライター、編集者。1982年生まれ。編集プロダクション勤務を経てフリーランスに。主に子育て、教育、女性のキャリア、などをテーマに企業や専門家、著名人インタビューを行う。「日経xwoman」「女子SPA!」「東洋経済オンライン」などで執筆。
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