散々嫌な思いをしためぐみさんは、祭りが終わったあと、その怒りを夫にぶつけたところ大喧嘩になったそうです。

「夫には『
地元では嫁は旦那を立てるのが当たり前』だとキレられました。こっちが怒っても取り合ってくれないので私もだんだん馬鹿らしくなって『年に一度の祭りだから我慢する』と言ってしまったんです。
しかしそれ以来、祭り以外の飲みの席でもしょっちゅう呼び出されるようになったんです。それも外だけならまだしも、家にまで友達を呼ぶようになったんです。子供は寝てるのに起きちゃうので、寝かしつけも全然終わらなくて。
それなのに夫は『
魚焼いてくれ』とか『
焼酎だしてきて』とまるでホステス扱い! さすがに何度も同じようなことがあり、ついに私も堪忍袋の緒が切れちゃったんです」
めぐみさんは現在、夫に対して反抗を貫き通しているといいます。
「去年、あまりにも家での飲み会が続いたので、ついにお祭りをブッチしてやったんです。嫁が祭りにいないなんて地元ではありえないそうですが、そんなの知りませんよ。今まで、週末や子供の長期休みも家で飲み会ばかりで全然遊びに行けなかったので、思い切ってプチ家出しちゃいました。子供と2人で私の実家に帰って、ノンビリしたり地元の友達とランチしてきました」
“郷に入っては郷に従え”とはいいますが、奥さんをまったくフォローしてくれない旦那さんは考え者。それも、自分の地元に連れてきたのであれば尚更です。結婚して夫の地元に行く女性は多いと思いますが、あまりにも密接なご近所関係は正直面倒臭いというのが本音ですよね。めぐみさんのように、たまには思い切りリフレッシュするのも大切なのかもしれません。
<文/結城 イラスト/やましたともこ>
結城
ライター・社会取材系。子育てや家庭問題、現代の生きづらさなど、社会の現実に根ざしたテーマを取材し、読者に考えるきっかけを届ける記事を執筆。