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「正気じゃない…」『水ダウ』太る無人島サバイバルが大反響!一見ミスマッチも…視聴者が熱狂し続けるワケ

排泄すらエンタメ化。もはや修行

また、動きすぎると体重が減るため、無人島ロケの醍醐味である島内の散策は両コンビとも少なめに。さらに、少しでも体重を減らさないために排泄を極力行わないという無茶な状況まで生み出されることになった。 番組が盛り上がったのは、マユリカ・中谷が大便をがまんしたものの、ついに排泄してしまった場面。「ごめん、全部出た」と力なくうなる中谷の姿は笑いを生むことになった。
きしたかの

画像:株式会社TBSラジオ プレスリリースより(PRTIMES)

そんな排泄すらエンタメ化した今回の「無人島で太ることも可能説」だが、結果として雨水を上手に利用したマユリカが勝利。きしたかのは負け残りとなり、新たに島へ来たお笑いコンビ・レインボーと対決することが決定した。 この対決は7月16日放送予定で、無人島生活の経験を活かしたきしたかのがどこまで体重を増やせるかに注目が集まっている。

「正気の沙汰じゃない」企画を量産する『水ダウ』

今回、『水曜日のダウンタウン』は無人島での生活と太るという、一見ミスマッチな要素を組み合わせて新しいゲームを考案した。同番組は、とにかく新しいゲームを生み出すのが得意だ。 例えば、昨年から今年にかけて放送された「電気イスゲーム」は巧妙に計算されたルールで話題を集めた。1~12の番号が付いたイスの1つに電流が仕掛けられ、いかに電流を受けないかを競うゲームである。座る側は電流を受けなければイスに書かれたポイントを獲得できるが、電流を受ければゼロポイントに。3回ビリビリを受けるか、どちらかが40ポイントに到達したら勝敗が決まるルールで、さまざまな大物芸人が挑戦した。 また過去には、先生役のタレントの目を盗んでどれだけ弁当を食べられるかを競う「早弁先生」や、「愛煙家対抗負け残りタバコ我慢対決」、相手が寝た隙を狙う長時間企画「100万円争奪金網デスマッチ」なども放送。回転寿司で食べた皿の枚数だけでなく、相手が積んだ皿を自分たちの皿で倒しても良い「寿司合戦」も新感覚の企画となり、とにかく独創性に富んだ狂気的なゲームを考えるのが特徴だ。
ダウンタウン

画像:株式会社TVer プレスリリースより(PRTIMES)

これらのゲーム企画がヒットを生み出すことで、『水曜日のダウンタウン』は独自性を保ちながら、長く視聴者に愛される番組としての地位を確立している。 現在、バラエティ番組として唯一無二の存在となり、見逃し配信サービスで驚異的な再生数を誇る『水曜日のダウンタウン』。常に狂気じみた斬新な企画を発明し、幅広い世代から支持を集めている。 今回の「無人島で太ることも可能説」のような突飛な企画が現在も生まれているところを見ると、その勢いはまだまだ衰えることがなさそうだ。 <文/ゆるま小林>
ゆるま 小林
某テレビ局でバラエティー番組、情報番組などを制作。退社後、フリーランスの編集・ライターに転身し、ネットニュースなどでテレビや芸能人に関するコラムを執筆
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