
「お義母さんが『もしかしたら、ケーキを食べさせたからかも……』と言うんです。私達が出かけた後、子どもたちが寝る前にお腹がすいたと言ってきたので、お義母さんが冷蔵庫に入っていたケーキを食べさせたそうです。すぐにゴミ箱にあったケーキの箱を確認すると消費期限は3日前……。
あれほどご飯の後、子ども達に『何も食べないで寝るんだよ』と伝えて、お義母さんもすぐ横で聞いていたのに。しかも、消費期限を確認しないで子どもに食べさせるなんてありえないと思いましたね」
子どもたちの容態はすぐに回復し、義母は謝罪して病院代をすべて負担しました。しかし、果歩さんにはどうしても許せなかったことがあるといいます。
「夫がお義母さんをかばったんです。『子ども達も元気になったわけだし』『お母さんも悪気があったわけじゃないし』と、子どもよりお義母さんの心配をしているんですよね。しまいには『だいたい、お前がもっと子どもたちに言わないのが悪い』と言ってきて、義実家でも子どもの面倒をまったく見ないお前が何を言ってるんだ?と思いましたね」
義実家にいる間、子どもの面倒を親に任せっぱなしで夫はお酒を飲んだり、友達と遊びに行っていたことに果歩さんは怒りを爆発させます。
「今年も義実家に帰省する話が出ているんですが、その一件以来、帰る気が起きませんね。お義母さんは『あのときはうっかりしていた』なんて言いますが、最近は物忘れが余計にひどくなっているようなので、子どもたちにまた賞味期限が切れたものを勝手にあげたりしないか心配です。面倒を見てくれるのはありがたいのですが、余計に気を張らないといけませんね……」
実は高齢の祖父母が悪くなっている食べ物や、アレルギーを起こす危険のある食材を孫にうっかりあげてしまうことはよくあるケースだそう。せっかくの帰省、余計な心配はせずにゆっくりと過ごしたいですよね。
<取材・文/結城 イラスト/ただりえこ>
結城
ライター・社会取材系。子育てや家庭問題、現代の生きづらさなど、社会の現実に根ざしたテーマを取材し、読者に考えるきっかけを届ける記事を執筆。