Entertainment

「ホンマに新感覚」芸歴32年目のケンドーコバヤシが見つけた“自然体の働き方”…BS冠番組が異例の大反響

 お笑い芸人・ケンドーコバヤシさんがレギュラー出演する『ケンコバのほろ酔いビジホ泊 全国版』(BS朝日 毎週木曜よる10時30分)。この番組はケンコバさんが、全国のビジネスホテルを訪れ、そこを拠点にしながら、その土地のおいしい料理とお酒に酔いしれるという内容です。
ケンドーコバヤシさん

ケンドーコバヤシさん

『アメトーーク!』(テレビ朝日 毎週木曜よる11時15分)の「BS大戦争芸人」でも番組がピックアップされて話題を呼びました。  ケンコバさん自身、地方営業などの際、ビジホを利用しているそうです。一方、この番組に対する取り組み方は、芸歴32年目となったケンコバさんにとっても「新感覚」なのだそうです。今回は番組にまつわる様々なエピソードを話してもらいました。

異常なくらい「『ビジホ泊』見ています」と声を掛けられる

サウナに入るケンドーコバヤシさん

「8HOTEL茅ヶ崎」にて

――この番組を通じて様々なビジホに訪れているケンコバさんですが、今回ロケを行った「8HOTEL茅ヶ崎」(2025年9月4日放送回)は、プールがあったり、その横ではサウナに入れるなど、非日常な空間が味わえますね。 ケンドーコバヤシさん(以下、ケンコバ):今日はいつもと勝手が違い過ぎてね。番組の中では、あきらかに昭和に建立されたホテルのことを指して「ストロングスタイル」と呼んでますが、ここは真逆な印象で洗練され過ぎてますよね。さっきも若い女性客2人がフロントで宿泊手続きしていましたから。ここは楽しめるでしょうね。僕なんかはいつもと雰囲気が違い過ぎて緊張してますもん。
「8HOTEL茅ヶ崎」にて

「8HOTEL茅ヶ崎」にはプールもある

――ケンコバさんにとってビジホ泊の魅力とは? ケンコバ:魅力、なんでしょうね。実は僕もまだ正直、掴み切れていないというか。でもこの番組が始まってから、本当に異常なくらい「『ビジホ泊』見ています」と声を掛けられるようになったんです。反響はダイレクトにかなりきてます。みんな意外とこういう番組が好きなんやなって。 ただ今までの自分の仕事への向き合い方と比較すると、相当脳みそをまわしていない収録といいますか(笑)。良い言い方をすれば自然体というか。それが功を奏したとしか考えられないですね。 ――長いキャリアを持つケンコバさんも、新しい感覚での仕事の向き合い方? ケンコバ:ホンマに新感覚ですよ。

ビジホ泊には「自由があります」

ケンドーコバヤシさん――ケンコバさんは営業などで地方を訪れた際に、実際にこの番組で見せるような時間を過ごされているのでしょうか? ケンコバ:四国や九州に行った時はビジホに泊まることは多いですけど、ホンマにこんな過ごし方をしてるだけですね。だからこの番組での姿は等身大も等身大です。 ――ケンコバさんとビジホの歴史を遡ると、2007年に放送された『アメトーーク!』(テレビ朝日 毎週木曜よる11時15分)の「ホテルアイビス芸人」に出演されていました。 ケンコバ:そうですね。僕なんか当時、年間宿泊数が200日を超えてましたから。 ――そういう意味だと、“ビジホを知り尽くしている男”と言っても差し支えないかと思いますが、以前と今を比較して“ビジホも進化したな”と感じる部分は? ケンコバ:それこそ昔は“泊まれたらいい”みたい感覚だったと思うんですね。とにかく夜、寝る場所を確保するみたいな。ただ今、その感覚はカプセルホテルに移行しているんでしょうね。いわゆるシティホテルやリゾートホテルのようなサービスを味わえるビジホは今やたくさんありますから。 加えてディナーが自分で選べるっていうね。旅館だとご飯の時間にこっちも合わせなくちゃいけないですから。その街にある良さげな店を選んで、ふらっと立ち寄れる自由がありますよ。 ――ビジホを起点としながら、街を練り歩く楽しさはありますよね。 ケンコバ:そうなんですよ。ビジホを基地にできますから。
次のページ 
「おばけなんかないさ」を歌えばいい
1
2
3
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ