“女性の直感力”が男性に響かない理由 あなたのアイデアが上司に伝わらないのは脳の使い方の違いだった
“イヤな気持ち”を顔にすぐ出さない
また、直感力の強い女性が気をつけたいのが、「イヤ」だと思ったことを顔に出さないこと。
仕事上ならたとえば、金曜日の夕方五時になって、男性上司から、少なく見積もっても四時間はかかるような仕事を、「月曜日の朝十時までに仕上げておいて」と言われるようなケースですね。
そんなとき、「なかなか会えない彼と、久々のデートなのに」「明日、朝早くから遠出するつもりだったのにひどい」という気持ちが、すぐに顔に出てしまうのが、女性の弱点。
でも、仕事のシーンでそれを出したら負け!
そこで、顔色を変えずに、やれることを探します。「月曜日、早出をして正午までに仕上げますが、いかがでしょうか」と「被害者顔」をせず、さらりと代案を伝えましょう。
金曜日の5時から月曜日の10時までに、営業時間は1時間しかないことは、上司も冷静になればわかります。その理解を呼ぶために、恨みがましい顔で「ひどい」と訴えるか、冷静に代案をぶつけるか――
だんぜん後者のほうがお得です。要は「伝え方」。
男性脳を理解し、ちょっとしたテクニックを覚えておくだけで、心地よく仕事をすることができますよ。
<文/黒川伊保子>


