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「結婚しないの?」質問責めにはもう飽きた!60代漫画家・折原みとが“バツなしおひとりさま”を名乗る理由

自分にとって何が大切かを改めて考えた

──年を重ねる中で、一人でも大丈夫と思える人生経験を身に着けていたのですね。 折原:はい。年を重ねていくことで、パートナーがいなくてもやっていけるスキルも身についていき、「結婚しなきゃいけない」理由がなくなりました。また、自分にとって何が大切かを改めて考えたとき、私にとって大切なものは仕事と犬(現在は3代目・ハルちゃん)だったんですよね。揺るがない大切なものがあることで、結婚の必要性をますます感じなくなりました。50代に入ってからですね。そこから、無理に特定のパートナーを求めたり「結婚しなきゃ」と思うのをやめました。 仕事中の折原みとさん──自然にそう思うようになっていったんですね。 折原:もちろん、いい人がいれば結婚したいとは思っています。でも「しなきゃ」という義務のような気持ちは、もうないです。犬の介護とか、なにかのために結婚するという目的もありません。だから、もし私が結婚したら、「すごく純粋な愛で結ばれた相手なんだな」と思ってもらえばと思います(笑)。 ======== 豊かな人間関係と自立した気持ちがあれば、一人でも大丈夫。毎日を楽しく豊かに過ごす、折原さんの前向きなメッセージが伝わってきます。 【折原みと】 漫画家、小説家。 エッセイ、詩集、お料理本、絵本、CDなど、様々なジャンルで活動中。 湘南在住、愛犬はゴールデンレトリバーのハルちゃん。着物好きの和物フリーク。 防災士。野草料理研究家。湘南焚き火倶楽部会長。 Instagram:mito/60代バツなしおひとりさま(@60life_mito) <取材・文/大夏えい>
大夏えい
ライター、編集者。大手教育会社に入社後、子ども向け教材・雑誌の編集に携わる。独立後は子ども向け雑誌から大人向けコンテンツまで、幅広く制作。
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