40歳・元TBSアナが電車内で“秘密の手つなぎ”を目撃→思わず投稿したら…。人々がSNSに求めているのって…?
本当に読みたいのはドロドロ情報ではなく…
このつぶやきが普段の何十倍も「いいね」がついた理由。それはずばり、世の中が「キュン」を求めているからではないかと分析しました。
昨今のSNS、なにやらどろっとした内容のものが非常に多いと感じるのは気のせいでしょうか。私はなるべくそういったものは目に入れないようにしているのですが、Threadsを自分がやっている以上、時折、なかなかの人間関係の修羅場を記したものがランダムに流れてくるものでぎょっとします。
マッチングアプリで知り合った人に騙された、配偶者の車から不貞の証拠がみつかった、ママ友との関係性がこじれにこじれてどうしようもない……などなど。
読むつもりがなくとも、目に入ってきたものを数秒眺めるだけでAIは「あなたこの情報に興味あるでしょう?」と判断するのでしょうか。一度そのようなドロドロ情報を目にすると同じような恐ろしい投稿が続いて表示されるのです! やめて!!!
私はルックスに反して(?)そういうものにかなり影響されやすいタイプ。
世の中そんなにひどい人だらけなんだろうか、それが普通なのだろうか、えっ私の身近なあの人もまさか…!? なんて、その情報に触れなければ頭に想い浮かびもしなかったようなネガティブな妄想が浮かぶようになったり。
人間は知らなくてよいこともある。SNSでランダムに流れてくる、心を揺さぶってくるようなどす黒い書き込みは見ないに越したこと、ないのです。
そうやって感じている方、実は多いのではないでしょうか?
こんなSNS、ないでしょうか?
アンヌ遙香
元TBSアナウンサー(小林悠名義)1985年、北海道札幌出身、在住。現在はフリーアナウンサーとしてSTV「どさんこWEEKEND」メインMCや、情報番組コメンテーターして活動中。北海道大学大学院博士後期課程在籍中。文筆家。ポッドキャスト『アンヌ遙香の喫茶ナタリー』を配信中。Instagram: @aromatherapyanne
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