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「帰ってこいよ」フワちゃん復帰はあるのか? “芸能人からの声”相次ぐも、業界と世間の“温度差”が露呈

地上波の代替にABEMA “セカンドチャンス”の可能性

それ以外のメディアとしては、スポンサーの影響を受けにくい配信サービスの利用が有力だ。その中でも、地上波では放送できない企画で視聴者を獲得しているABEMAが最適だろう。
0926_渡部さん

画像:株式会社AbemaTV プレスリリースより(PRTIMES)

ABEMAといえば、人気番組『チャンスの時間』が不祥事を起こしたアンジャッシュの渡部建を頻繁に起用していることで知られる。渡部はその他のABEMA番組にも出演し、2024年には『スッパイは成功のもとTV』でMCを務めるなど、同サービスが活動の主軸となっている。 ABEMAは不祥事を起こした芸人に対して地上波より柔軟な対応を取る傾向があり、フワちゃんを受け入れる可能性もある。また、シーズン2を放送する『ダマってられない女たち』は、小森純など話題の女性芸能人を多く取り上げてきた人気番組であり、フワちゃんにぴったりの番組と言える。出演の可能性も高いのではないだろうか。 現状では、ABEMAとYouTubeを組み合わせて復帰プランを練ることが、最も現実的な選択肢だろう。

テレビ復帰に立ちはだかる「スポンサーの壁」

ただ、地上波への復帰は難しいようだ。 バラエティ番組を制作する筆者の知人によれば、「番組でフワちゃんの名前を冗談めかして取り上げただけでもSNSでバッシングが発生している状態です。番組に出演させた場合、どれだけのクレームが来るか分かりません。話題性が抜群なので起用したいプロデューサーもいるものの、広告部や編成からNGが出ています。 もともと自由奔放なキャラクターだったためアンチが多かったところに、不適切発言でさらに敵を増やしてしまいました。地上波への復帰は当面難しいでしょう」という状況だという。 SNSの影響力が強まった令和の時代においては、フワちゃんが何事もなかったかのようにテレビへ復帰することは、まず考えにくいだろう。そんな中、彼女の名前が今年後半に入り急に取り沙汰されるようになり、年末に向けて復帰に向けた動きがあるのではないかという見方も出てきている。 ただし、現在もなおバッシングは激しく、たとえYouTubeやABEMAといったプラットフォームでの復帰であっても、大きな波紋を呼ぶことは避けられないだろう。 果たして、フワちゃんの復帰は年内に実現するのか――。その動向に注目が集まる。 <文/ゆるま小林>
ゆるま 小林
某テレビ局でバラエティー番組、情報番組などを制作。退社後、フリーランスの編集・ライターに転身し、ネットニュースなどでテレビや芸能人に関するコラムを執筆
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