「◯◯なんて女の使う色や!」息子が選んだランドセルに義父が暴言。我慢できず言い返すと“ありえない言葉”を…
近年は、ジェンダー問題への関心が高まっており、女性らしさや男性らしさを押し付けない子育てに取り組んでいる家庭も多くなってきています。佐藤ひかるさん(仮名・40歳)も、ひとり息子のアキラくん(仮名・7歳)に対して性別を重視しすぎない教育を行ってきました。
「でも、義父は真逆の考え。顔を合わせるたび、息子に男らしさの押し付けをしてくるので限界を感じてしまいました」

ひかるさんは10年前に結婚。結婚から3年後に、息子のアキラくんを授かりました。義父母は車で30分ほどの距離に住んでおり、アキラくんが生まれてから数年間は、孫フィーバー状態。「孫に渡したいものがある」と言い、月に2回はひかるさん宅に来ていました。
義父母の訪問にうんざりしたひかるさんは、夫に相談。しかし、「こんなにもかわいがってくれるなんてありがたいし、自分たちでは買えないおもちゃを買ってくれるんだからプラスに考えよう」と言われてしまいました。
「だから、私も家計的には助かっているんだとか自分に言い聞かせて、義父母の訪問を受け入れてきました。なにより、息子も嬉しそうでしたし」
ところが、アキラくんが成長にするにつれて、義父の言葉が気になるように……。義父はアキラくんが泣くたびに、「男なら泣いたらあかん! みっともないし、笑われるぞ」と言うようになったのです。
また、公園へ遊びに行こうという誘いをアキラくんに拒否されると、「男は運動できんと、かっこ悪いぞ」と言い、無理やり外へ連れ出そうとしたこともありました。
「私は、“女だから”という理由で母親からしてはダメだと言われたことがたくさんあったので、息子には性別なんて関係なく、したいことをさせてあげたくて。だから、義父の発言が許せなくて」
モヤモヤしたひかるさんは義父に直接、自分の性別に対する価値観を伝え、溜め込んできた不満をやんわり話しました。しかし、義父は納得せず。むしろ、「男に男らしく育てと言って何が悪いんだ!」と怒鳴られてしまったそう。
そこで、ひかるさんは何かと理由をつけて、義父母の訪問を断るようになりました。
「夫からは文句を言われましたが、息子にのびのび育ってもらうには義父と距離を取るしかないと思ったんです」

ひかるさんが距離を取ったことで、義父母が自宅を訪ねてくることはなくなりました。しかし、その代わり、夫の希望によって、長期連休中に1回は義父母宅へ行くことが恒例行事になってしまったそうです。
義父からの男らしさの押し付けは、アキラくんが年齢を重ねるたびに強くなっていきました。去年の年末年始には「クリスマスプレゼントにゲームを貰った」と話すアキラくんに対し、義父は「家の中にこもってばっかりやと、暗いと思われて女の子にモテんぞ」と笑ったのだとか。
「その時は、『今はゲームの中でみんなと集まれるもんね』とフォローしましたが、義父の無神経な発言に怒りを感じました」
そして、アキラくんが小学生になる前の冬休み、大事件が。突然、義父から贈り物が届いたのです。「なんだろう~」とウキウキでプレゼント箱を開けたアキラくんは絶句。そこには、黒色のランドセルが入っていました。
「我が家では息子と相談して、好きな赤色のランドセルを1年ほど前からいろんなお店へ見に行き、すでに準備していました。だから、息子は義父から届いたランドセルを見てびっくりしまったようです」
アキラくんは「せっかく、おじいちゃんがくれたんだからこっちを使ったほうがいいのかな?」と、ひかるさんに聞いてきたそう。息子を悩ませてしまったことを心苦しく思ったひかるさんは、「黒いランドセルはママがおじいちゃんに返しておくから、アキラは自分で選んだランドセルで学校にいこうね」と伝えました。
息子に「男らしさ」を押し付ける義父にイライラ

画像はイメージです(以下同)
頼んでもいない“黒色のランドセル”が義父から贈られてきた

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