「私たちの耳が悪い」発言に違和感――『格付けチェック』炎上が映した、「すき」と言う感性が正解に負けた瞬間
「好き」と言う感性が正解に負けるとき
そこで、改めて今回の『格付けチェック』を振り返ると、中学生の演奏には失点や至らない点があり、それゆえに音楽としての完成度に欠けるというあらかじめ設定された“客観性”をもとに、正解が用意されていることがわかります。 確かに、名門音大卒業のプロという肩書きがある理由には、そのような明確な違いがあるという事実もあるでしょう。 しかし、音楽とはそれだけで済ませられるものなのでしょうか? もし、それぞれの正体を知ったうえで、それでもなお中学生の演奏が好きだと感じたとしても、そう感じた自分自身の主観や感性までも正しくないものとして否定されなければならないのでしょうか? つまり、これはいちバラエティ番組のネット炎上だと軽く扱ってはいけない問題なのです。なぜならば、好き嫌いという、最も素朴でありながら、しかし最も信じるに値する直感を、他者の設定した“客観性”によって覆されることを甘んじて受け入れる精神性を生みかねないからです。世界的プロの演奏はどっち?!
— 芸能人格付けチェック (@kakuzukecheck) September 27, 2025
みなさんも一緒にお考えください🎻
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