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「免許証の写真が老けすぎ…」と落ち込む44歳を、一発で元気にした“5歳児のひと言”とは? もうニヤニヤが止まらない

5歳児の「ひと言」で事態が好転!

「そしたら免許証の写真を見た志乃が『あ、パパ、志乃の好きなあのご飯いっぱい食べる人みたい。かっこいい!』って満面の笑みで言ったんですよ。その意外な反応に、私と祐司は思わず目を見合わせてしまいました」  明穂さんはすぐピンときて、志乃ちゃんがドラマ『孤独のグルメ』が大好きで何度も繰り返し観ていて、松重豊さんが演じる主人公・井之頭五郎のファンなことを思い出しました。  
孤独のグルメ

画像:『劇映画 孤独のグルメ』公式サイトより

「私がそのことを説明すると、祐司はたちまちご機嫌になって。『俺って、あんなに渋くて存在感のあるダンディーな大人の男かな。ていうか子どもが言うんだから間違いないよね?』とニヤニヤが止まらない様子でしたね」  祐司さんは志乃ちゃんに松重豊さんの画像を見せて「パパとどんなところが似ているか教えて」としつこく聞いていたそう。 「私が何を言っても響かなかったのに、志乃に褒められたら一発で立ち直るってどういうこと? とちょっとだけムカつきもしましたが……とりあえず元気になってくれてホッとしましたね」

免許証の写真に愛着を持つように

 それから、祐司さんは免許証の写真に愛着を持つようになったそう。
ウォーキング

※画像はイメージです

「祐司は『俺も無理して若作りするんじゃなく、松重豊さんみたいに自然でかっこいい歳の取り方をするんだ』と、表情筋のトレーニングやウォーキングなどをするようになったんですよ」  自分の加齢を受け止めて、ポジティブに健康管理や体力作りをするようになった祐司さんを、明穂さんは微笑ましく見ていました。 「正直私も、朝起き抜けに鏡を見た時とかに、明らかに若かった時よりくすんで張りのなくなってしまった肌にギョッとしてしまう事があります。でもそんな祐司の姿を見ていたら……私も前向きに加齢と向き合っていきたいなと思わされたんですよね」  そうして祐司さんと共にウォーキングをするようになった明穂さんは、みるみる体調が良くなったそう。 「あの免許証の写真をきっかけに、私たち夫婦は何だか以前より生き生きと過ごせるようになった気がします。歳を取るのは悪いことではないですし、できる範囲で健康に気を配って元気でいたいですね。娘のためにも」と微笑む明穂さんなのでした。 【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ 【あなたの体験談を募集しています!】⇒心がほっこりした「ちょっといい話」、ありえない!「びっくりした話」「ムカついた話」、人生最悪の恋愛を募集中!(採用時に謝礼あり)ご応募はここをクリック <文・イラスト/鈴木詩子>
鈴木詩子
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop
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