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「悪ノリがすぎた」広末涼子“165キロクイズ”抗議で『水ダウ』にも影響か──視聴者の“監視強化”がもたらす行く末とは?

「ギリギリを攻める」藤井健太郎氏の演出スタイル

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藤井健太郎さん 画像:株式会社 U-NEXT プレスリリースより(PRTIMES)

『オールスター後夜祭』を手掛ける藤井健太郎氏は、『水曜日のダウンタウン』のほか、配信サービスで『大脱出シリーズ』(DMM TV)や『KILLAH KUTS』(Prime Video)などの尖った番組を多く制作するヒットメーカーとして知られています。 どの番組でも、悪ノリと笑いのギリギリを攻める企画が特徴であり、しばしば放送後に炎上騒動を巻き起こすクリエイターです。それでも、その挑戦的な姿勢ゆえに一部の視聴者からは高い支持を集めています。しかし、今回の件は悪ノリが過ぎた結果、事務所の抗議を受ける事態となった模様です。 「通常、バラエティ番組では故人や事故・事件の被害者、宗教などをネタにすることを避けます。イジメ、過剰な下ネタ、セクハラ・パワハラについても同様です。また、放送禁止用語や食品を粗末に扱うことも規制されています。これらの規制の範囲内で藤井さんはギリギリを狙った演出を行い、『水曜日のダウンタウン』や『オールスター後夜祭』などで笑いを取ってきました。 しかし、今回は悪ノリがすぎて、番組を見ていなかった人たちからもSNSで目をつけられてしまいました。藤井さんを名指しで批判する声もあり、とばっちりで『水曜日のダウンタウン』の制作に影響があるかもしれません」(スポーツ紙記者)

番組制作への影響と、視聴者の「監視」の目

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画像:TVerより

令和に入り、テレビ業界では規制が以前にも増して厳しくなっています。そんな中でも独自の道を切り開いてきた藤井氏とそのスタッフたち。しかし多くのファンが楽しみにしている『水曜日のダウンタウン』は、今回の騒動を受けて今後変化を余儀なくされるのでしょうか。 「『水曜日のダウンタウン』の制作陣は、何度か炎上騒動を起こしています。それだけに、批判を受けた後の調整がうまいので影響はないと思います。それに、藤井さんを応援するコメントも多く、ファンから変わらぬ支持を受けているので、視聴者離れはないでしょう。 ただ、今後は重箱の隅をつつく視聴者が増える可能性が高く、制作しづらくなると予想されます。また、藤井さんが手掛ける『クイズ☆正解は一年後』も、『オールスター後夜祭』と同じく芸能人の不祥事をネタにする番組です。毎回12月末に放送がありますが、影響があるのか気になるところです」(民放関係者) 今回、非常に珍しい例である女優がクイズ番組の内容に抗議した騒動が起きましたが、他の人気番組に深刻な影響を及ぼすことがないことを祈りたいものです。 <文/ゆるま小林>
ゆるま 小林
某テレビ局でバラエティー番組、情報番組などを制作。退社後、フリーランスの編集・ライターに転身し、ネットニュースなどでテレビや芸能人に関するコラムを執筆
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