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61歳になった90年代“高視聴率女王”が若い世代の“憧れ”であり続ける理由

1990年代に数多くの大ヒットドラマに出演し、「連ドラクイーン」や「高視聴率の女王」とも呼ばれた女優の山口智子さん。アラフォー世代以上の人にとって、山口さんは憧れの女優ではないでしょうか。 そんな山口さんですが、現在は90年代ほど女優業をこなしているわけではないものの、近年、若い世代からも高い人気を誇っています。

スター女優として駆け上がった90年代

1964年生まれで今年61歳の山口智子さん。モデルとして活動した後、23歳で朝ドラ『純ちゃんの応援歌』(NHK)で女優デビューを果たすと、1990年代には『29歳のクリスマス』や『ロングバケーション』(ともにフジテレビ系)など高視聴率ドラマに続々と出演し、一気にスターダムへと駆け上りました。 私生活では人気絶頂期とも言える1995年に、1つ年上の俳優の唐沢寿明さんと結婚。唐沢さんは『純ちゃんの応援歌』で山口さんの義弟役を演じました。ご夫婦にお子さんはいませんが、芸能界きってのおしどり夫婦として知られ、反町隆史さん&松嶋菜々子さん、江口洋介さん&森高千里さんらと並んで“40代以上の推し夫婦”として憧れられている人もとても多いです。 また2025年10月2日には唐沢寿明さんとともに所属事務所の研音から独立。夫婦で2026年1月に「TEAM KARASAWA」を立ち上げることを夫婦連名で発表しました。

「趣味は山口智子」 愛され夫婦のあり方

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画像:株式会社フジテレビジョン プレスリリースより(PRTIMES)

その仲の良さは有名で、唐沢さんは「趣味は山口智子」と発言するほどの溺愛ぶりを見せています。山口さんも自身のSNSで唐沢さんとの仲睦まじい様子を発信しているだけでなく、メディアの前でも俳優としての唐沢さんから影響を受けた話を語るなどしています。ただ好きな気持ちだけで繋がっているわけではなく、互いの仕事を尊重し、高め合いながら前に進んでいるのです。 一昔前には「鬼嫁」や「旦那を尻に敷く妻」といった妻が強い関係性や、「年上旦那と年下妻」のような年齢や収入の格差によってバランスを保つ夫婦がもてはやされていたかもしれません。しかし、現代においては山口さんと唐沢さんのような同世代で対等な関係を望む人が多いからこそ、この夫婦に憧れる人が後を絶たないのかもしれません。 また、ご夫婦は山口さんの意向から選択的に子どものいない人生を歩んでいることも知られています。「子どもを産まなければいけない」と焦るアラサー以上の女性にとって、「子どもがいなくても幸せに生きていける」というメッセージが伝わる山口さんの生き方は、大きな救いとなっているのではないでしょうか。
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“こうありたい”を体現するロールモデルに
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