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「大切な人がいなくなっても生きていくしかない」宇垣美里が感動した歌舞伎町の美しさと人間模様

大切な人がいなくなっても生きていくしかない

ミーツ・ザ・ワールド 食事シーンがとにかく美味しそうで、見ているだけでお腹が空いてくるところもポイント。鑑賞後は甘いチョコフラペチーノ片手に散歩し、大口ひらいてラーメンをすすり、餃子でビールをぐいっと飲みたくなる。大切な人がある日いなくなってしまったとしても、私たちはそうやって食べて、生きていかなければならないのだから。  ところで、とあるシーンに原作者の金原ひとみと主題歌を歌う尾崎世界観の姿を認め、夢かと思って二度見してしまった。二人ともうっとりするくらいあの世界に馴染んでいて、そんな懐の広さもまた歌舞伎町や、この作品の魅力なのだと腑に落ちた。 ●『ミーツ・ザ・ワールド』 配給/クロックワークス 全国公開中 ©金原ひとみ/集英社・映画「ミーツ・ザ・ワールド」製作委員会  <文/宇垣美里>
宇垣美里
’91年、兵庫県生まれ。同志社大学を卒業後、’14年にTBSに入社しアナウンサーとして活躍。’19年3月に退社した後はオスカープロモーションに所属し、テレビやCM出演のほか、執筆業も行うなど幅広く活躍している。
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