Lifestyle

44歳・元テレ朝アナ、家族4人でハワイ移住→新居探しを始めるも「内見すらさせてもらえなかった」理由

それでも、ハワイには魅力を感じる日々

 一方で、ハワイの良さも日々感じています。「ハワイいいな」と思う理由は、なんといっても気候と人のあたたかさ。  まだビーチに行ったり、自然を満喫したりする余裕はないのですが、外に座っていて気持ちがいい気候がほぼ一日中続く。東京では、外で座って気持ちがいい時期って春と秋の限られた期間だけど、ここではそれが日常にあります。  そして、もうひとつの魅力は人のよさ。学校や役所など、慣れない英語でやりとりしても、本当に親切で、相手の違いを受け入れる姿勢が自然に根づいているなと感じています。  見た目は日本人と変わらない方でも、話してみるとさまざまなバックグランドや言語を持っていて、文化慣習もそれぞれ。ここでは、多様性が「特別なもの」ではなく「当たり前のもの」として存在しています。  それぞれが違うバックグラウンドや言語、文化を持っていても、互いを尊重しながら共に暮らす空気がある。それがきっと、ハワイに流れるアロハスピリットなのだと思います。“アロハ”は「こんにちは」だけでなく、「愛」や「思いやり」という意味もあるのだそう。  この1か月、そのアロハスピリットを感じながら、新しい暮らしに馴染んでいく自分を感じています。

アロハスピリットを胸に、新しい挑戦を楽しむ日々へ

ハワイにて というわけで、信用ゼロから、まるでスタートアップのように生活を立ち上げてきたこの1か月を振り返ってみました。  実際に日本を離れてみて感じたのは、いかに日本の「常識」や「安定」の上で暮らしていたかということ。一度環境をリセットしたことで、自分の中のこだわりを手放すことができた気がします。  まだまだ生活が整ったとは言えませんが、新しい環境への挑戦は、きっとこれからの自分を成長させる最大のチャンス。  アロハスピリットを胸に、穏やかに学びながら、手放すべきものは手放していく。そんなふうに過ごしていきたいなと思います。 【過去記事】⇒連載「大木優紀の旅の恥はかき捨てて」を読む <文/大木優紀>
大木優紀
1980年生まれ。2003年にテレビ朝日に入社し、アナウンサーとして報道情報、スポーツ、バラエティーと幅広く担当。21年末に退社し、令和トラベルに転職。旅行アプリ『NEWT(ニュート)』のPRに奮闘中。2児の母
1
2
3
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ