秋ドラマ名作ベスト5。最もバズった「じゃあつく」も素晴らしかったけど、圧倒的No.1ドラマは
今年の秋クールドラマは、見応えのある作品が本当に多かった。年間100本以上の日本ドラマをチェックするアラフォー筆者独自の視点で、この秋地上波プライム帯(19~23時放送)に放送された秋ドラマから、“最後まで観てよかった”珠玉の5作品をご紹介します。
※一部作品のネタバレを含みます。
この秋、最もバズったドラマといっても過言ではない作品は『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(TBS系)でしょう。自分らしさを見失った鮎美(あゆみ/夏帆)と、完璧主義で超亭主関白思考な勝男(かつお/竹内涼真)のふたりが主人公。
鮎美にフラれたことをきっかけに、勝男は料理を通じて自分の在り方を振り返り、鮎美も別れと新たな出逢いを通じて自分の在り方を模索していく姿に多くの共感が集まりました。
じゃあ、あんたが作ってみろよ
衝突と歩み寄りの先にある“前に進む力”
筆者は令和の時代に昭和的価値観をもつ鮎美と勝男が、アップデートしていく物語と捉えていましたが、そう単純ではありません。アップデートできても、人とはぶつかるし、人生がすべてうまくいくわけではない。他者との行き違いを通じて自己を内省しながら、他者を理解しようと歩み寄り、前に進んで歩んでいくことの素晴らしさを丁寧に伝えてくれる作品でした。 そんな主人公をコミカルに愛らしく演じ切った夏帆&竹内も素晴らしかったです。



