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「賛否分かれる漫才」『THE W』不出場で話題のヨネダ2000はM-1優勝できる?懸念点は“新審査員”か

初の女性コンビ王者は誕生するか

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ヨネダ2000・誠さん 画像:四国電力株式会社 プレスリリースより

今回の『M-1グランプリ』でも、予選は中毒性の高いネタで勝ち上がってきた。決勝でも審査員にハマれば、一気に優勝に近づく可能性を秘めている。特に、2度目のファイナリストとなった今回は、2人のキャラクターが広く認知されている点も追い風だ。 前回の決勝後にブレイクし、多くのバラエティ番組で大暴れしているので、それぞれのキャラクターが世間に知られている。変わったネタをするコンビだと審査員も深く理解しているので、奇抜なネタに戸惑うことも前回よりはないだろう。
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ヨネダ2000・愛さん 画像:四国電力株式会社 プレスリリースより

もっとも、課題がないわけではない。ネタの好みがはっきり分かれるタイプであり、劇場では客席の反応に差が出る場面も見受けられる。実際、筆者も劇場でヨネダ2000の漫才を見たことがあるが、すべての観客が大爆笑という雰囲気ではなかった。『M-1グランプリ』では、ハマらない審査員が低い得点を出すと優勝の目は消えてしまう。 今年の審査員の顔ぶれを見ると、初審査員となる後藤輝基(フットボールアワー)、駒場孝(ミルクボーイ)の傾向が全く読めない状況だ。比較的、新しい笑いの形が好きな審査員が多い印象だが、1人でも低得点が出されると優勝は厳しくなる『M-1グランプリ』なだけに心配は残る。 とはいえ、ネタの爆発力をみると、初の女性コンビによる王者の可能性は十分にあるヨネダ2000。もっとも注目すべきコンビとして、『M-1グランプリ』の決勝の舞台でどんな大暴れを見せてくれるのか楽しみだ。 <文/ゆるま小林>
ゆるま 小林
某テレビ局でバラエティー番組、情報番組などを制作。退社後、フリーランスの編集・ライターに転身し、ネットニュースなどでテレビや芸能人に関するコラムを執筆
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