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「存在感がエグい…」秋ドラマで視聴者を釘付けにした俳優3選。最も心を揺さぶったのは“平凡”を絶妙に演じきった45歳俳優

竹内涼真『じゃあ、あんたが作ってみろよ』

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画像:TVerより

次にご紹介したいのが、『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(TBS系)で主人公・勝男を演じた竹内涼真です。外見はハイスペックなのに、中身は「男は外、女は家庭」という昭和的価値観を引きずる、いまの時代で嫌われやすいタイプの男性。 自分では“完璧”に演出したプロポーズを、恋人・鮎美(夏帆)にこっぴどく断られたことをきっかけに、価値観が崩れ、自分の未熟さと向き合っていく物語を背負いました。

“ダメさ”を引き受けてこそ生まれる、人間の愛おしさ

この役の難しさは、ハイスペック男子として“完璧”さを体現しながらも欠点をさらけ出し、愛されるキャラクターに仕上げるところです。そんな難役を、竹内は持ち前のスタイルと演技力でまさに“完璧”に演じ切りました。
料理を通して自分の無知と向き合いながら、みっともなく転び、再構築をくり返していく。スマートなイメージの強い竹内が、傲慢さも無知も不甲斐なさもためらいなくさらけ出すから、勝男の痛さがちゃんと痛い。 なのにどこか憎めないのは、負けを認めた瞬間の“人間らしさ”を竹内が絶妙に表現しているからです。笑えるのに胸が熱くなる、滑稽なのに切実。そんな勝男をチャーミングに創り上げた竹内はまさに主演男優賞級といえるでしょう! 本作で改めて竹内の演技に魅了された方は、配信されたばかりのNetflix映画『10DANCE』も必見です。全く違う魅惑的なラテンダンサー役で新境地を開拓しています。竹内涼真……恐るべし。
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秋クールもっとも心を揺さぶった俳優は
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