「5000円でお願い」甥っ子から届いた“お年玉請求LINE”に絶句。本人の母親に伝えると“まさかの返答”
「柔らかい借金の取り立てみたい」募るモヤモヤと既視感
「今どきは普通」親の言葉に困惑。効率化で消える“気持ち”
メッセージを送ってきた甥っ子の家では、普段からPayPayや振り込みでお金を渡すことが多いそうです。
「一連のできごとを妹に聞いたら、謝られるどころか『今どきは普通だよ』って言われました。その時代によって常識は変わるかもしれないけど、わが子が挨拶もなしに人にお金だけを請求するようなことをしたら、私だったら『そんなの普通だよ』とは言えません。……実際、去年お年玉を現金で渡そうとしたら、甥っ子本人から『振り込みの方がラクだから嬉しい』と言われて、びっくりしたこともあります」
「理屈と効率がいいことは分かるけれど、なんだかお年玉やお小遣いを渡す側の“気持ち”まで省略されているみたいで引っかかる」と三浦さん。
「昔って、『お年玉って、もらえたらラッキー!』くらいのものだったのに、いつの間にか『もらって当然』『あ、どうせくれるなら、一番効率のいい形でお願いね』みたいな空気になっている気がして。そこが一番、違和感を抱いたし、怖かったですね。こんな考えも古いのかな……」
リンクひとつで完結するやり取りは、確かに効率的です。
ただ、その効率の良さが、年に一度の行事から“間”や“気持ち”を削り取っているようにも見えます。
<取材・文/青山ゆずこ>青山ゆずこ
漫画家・ライター。雑誌の記者として活動しつつ、認知症に向き合う祖父母と25歳から同居。著書に、約7年間の在宅介護を綴ったノンフィクション漫画『ばーちゃんがゴリラになっちゃった。』(徳間書店)、精神科診療のなぞに迫る『【心の病】はこうして治る まんがルポ 精神科医に行ってみた!』(扶桑社)。介護経験を踏まえ、ヤングケアラーと呼ばれる子どもたちをテーマに取材を進めている。Twitter:@yuzubird
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