自由研究をつくった後、率先してお手伝いしてくれるように
――でき上がった自由研究を見てどう思いましたか?
sayumi:まず、おもしろかったです(笑)。あと、「大変さをわかってもらえたのかな」と思いました。
――自由研究を制作した後、母の大変さを知った長男くんの態度は変わりましたか?
sayumi:もともと、お手伝いは結構してくれていたんです。でも、昨日の夕方、私が疲れてちょっと横になっていたのですが、起きたら洗濯物を畳んでくれていました。
――おおーっ、素敵!
sayumi:「自分から動いてくれるようになったんだな」と思いました。言わなくてもやってくれるようになりました。
――小6の頃の自分を振り返ると、私は親から言われたことしかやらなかったです。
sayumi:そうですよね? 私もそうでした。もしかしたら、全然やってなかったかもしれない。でも、「やってくれたの?」と長男に聞いたら「うん、お母さん大変だし」って。早くも自由研究の甲斐が(笑)。
――ちょっと感動ものですね。
「大変だと思った」で済まさず「困らせないようにする」と誓う
――自由研究の最後に書かれた<感想>も素晴らしかったです。「お母さんに、お休みはないことも分かりました。これからも困らせないようにしたいです」って。
sayumi:その感想もおもしろいなと思いました。そんなふうに思ってくれたんだなあって。「大変だと思いました」まではわかるんですが、「困らせないようです」って今後につながる感情が出たところが驚きです(笑)。
――いい話だけで終わらせない長男くんの気持ちですよね。
sayumi:そう、反省して「自分もがんばります」というところまで書いていたのが(笑)。すごいなあと思いました。
――しかも、口だけじゃなく実際に洗濯物を畳んでいましたからね。実際に成果として表れている。
sayumi:はい、行動につながっているなと思いました。
――普段の長男くんはどんな性格の子ですか?
sayumi:彼は本当に長男という感じです。しっかり者。2人の弟たちに指示を出して、「あれをやるぞ!」と呼びかけるタイプなんです。
――お母さん想いの子ですか?
sayumi:そうですね。結構、私の顔色を伺う節が……(笑)。私が疲れてどうしてもイライラしてしまうと、弟たちに「ほら、おもちゃ片付けるぞ!」と言ってくれたりします。……今、質問されて「長男は私のことを結構見ているんだな」と改めて思いました。さらに、自由研究で私を観察してくれて。
――リーダーシップがありつつ、言葉はアレですけど中間管理職的な感じもありますね(笑)。
sayumi:そうかもしれない。そっち系ですね(笑)。
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この自由研究は、お母さんにとって大きなプレゼントです。「毎日、がんばってきてよかった」とsayumiさんは報われた気持ちになったと思います。
しかも、その後は率先してお手伝いしてくれるようになったという長男くん。母をサポートする子になったし、結婚後は妻を思いやる夫になれそうな気がします。
とても有意義だった、今回の自由研究。長男くんはいい着眼点をしています!
<取材・文/寺西ジャジューカ>