――今作で、世界三大映画祭の一つであるカンヌ国際映画祭に、初めて参加されました。レッドカーペットを歩いた感想を聞かせてください。
齊藤:街全体がお祭りのようで、ただただ! すごかったです。二度とできない幻みたいな経験になりました。一つひとつを噛みしめるというより、何もかもがあっという間で、異次元の体験すぎて、気づいたらレッドカーペットも歩き終わっていました。「あ、終わっちゃった」と(苦笑)。
――レッドカーペットの階段を上がったときは?
齊藤:この作品を一緒に作り上げてきた監督やプロデューサーの皆さんと横一列に並んで階段を上り、そこから歩いてきたレッドカーペットを見下ろしました。「このメンバーで今ここに立っているんだ」と、感慨深いものがありましたし、同時に「また戻ってこられるように頑張ろう」と強く思いました。
――一線で活躍を続けている齊藤さんですが、芸能界という世界に飛び込んで、「やめたい」と思ったことや「戸惑った」ことはありましたか?
齊藤:アイドルになってですか? やめたいなと感じる瞬間というのは、何をやっていたとしても、きっと誰しもあると思うんですけど、本気でやめたいなと思ったことはありません。小学生の頃から、テレビの中で活躍する人というか、“テレビの中の仕事”をしたいとずっと思っていましたし、それは今でも変わりません。
戸惑ったり、壁にぶつかることもしょっちゅうありますが、本気で「もうやめる」みたいなことはないですね。
――「戸惑う」というのは。
齊藤:それもすごく小さなことです。基本は、アイドルをやっていた時も「すごく向いてるな」と思っていました。天職だなと。