「虫を殺したくない」虫好きの8歳男子が発明した“コバエホイホイ”がスゴい!本人とママに話を聞くと
――なるほど、一つの動作だけで密封できるわけですね。
ママ:あと、湊の今年の夏休みの自由研究はコバエホイホイに関連した内容だったんです。
湊:今年はクモの自由研究。生物的防除(害虫の天敵となる昆虫や微生物等を用いて行う病害虫の防除法)を使って、殺虫剤がない世界を作りたかったから。
ママ:生物的防除とは殺虫剤を使わず、害虫を食べてくれる益虫で自然界のバランスや量をコントロールするという考え方なんですけど。
――人工的に殺虫剤で除去するのではなく、動物界の食物連鎖のなかで循環する。そうすれば、食べられた害虫の命も無駄にならないわけですよね。
ママ:はい。そして今年の湊の自由研究は、みんなが割と身近で困っている虫・コバエをどの種類のクモが一番食べてくれるか調べる“クモの食糧グランプリ”を行ったり……という内容でした。
この自由研究を行おうと思ったタイミングにたまたまコバエホイホイが完成したので、ホイホイで実際に捕まえたコバエを4種類のクモへ与えました。「どのクモが一番コバエを食べるか?」という実験です。
――今年の夏休みはクモの自由研究を行ったとのことですが、去年の自由研究の内容は?
湊:水をきれいにするっていう噂があった、ボウフラの自由研究。家で亀を飼っているんだけど、そこの水がフンだらけになってて。その水を二つのコップに分けて、片方にボウフラを入れ、ボウフラがいる水といない水のどちらがきれいになるかを調べました。
小1だった一昨年はゴキブリの自由研究をやって、ゴキブリにいろんな種類がいることを調べました。
ママ:この自由研究は竜洋昆虫自然観察公園の副館長で、新種のゴキブリを何種類も発見した“ゴキブリ博士”柳澤静磨先生に会いに行き、専門的な話を聞いてつくったんです。
あのとき、湊はどういう思いでゴキブリの自由研究したんだっけ?
湊:学校にゴキブリが出たときにみんなが殺そうとしたから、先に僕が捕まえて外に逃がしてあげたんです。だから、嫌われ者のゴキブリにもいいところがたくさんあるとみんなに知ってほしかった。
自由研究の最後のページには、「ゴキちゃんはきらわれていてかわいそうです。でもしぜんではいきものの死体やうんちを食べるそうじがかりです。だからもりは、きれいなんです。みんなにゴキちゃんにきょうみをもってほしい」と書きました。


















