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「コンビ時代より収入は…」芸歴25年で“ピン芸人”になった元チーモンチョーチュウ・きくちこうすけ。R-1参戦の野望と独学で掴んだ“意外な新境地”

R-1参戦への野望と「ピン芸人」としての戦略

――『R-1』の出場も考えているのですね。 きくち:はい。来年2027年度のエントリーは視野に入れています。スタイルも色々と考えていますが、これまでの経験を踏まえると漫談もアリなのかな?と。コンビ時代のネタも自分が作ったものであれば、それを再構築してピンネタにするとか……工夫次第でいくらでもできるんじゃないかと思っています。 ――新たなコンビを組むという可能性は? きくち:それはないですね。よっぽど呼吸が合うか、考えが近しい人でないと難しいと思います。ピン芸人としてネタをやっていきたいというのはもちろんですが、お笑いだけというよりも、エンタメ業界全体でチャレンジできることはしていきたいんですよ。

ダンス、演劇への挑戦…「お笑い」の枠を超えていきたい

 0206_きくちさん③――そういえば、きくちさんは以前から男性パフォーマンスグループ「おしゃれ紳士」のメンバーとして、演劇やダンスのフィールドでも活躍していますよね。 きくち:ダンスは中学時代からやっているんですけど、教室に通ったことはなくて完全に我流なんです。当時『ダンス甲子園』を録画したビデオテープをもらって、その中のブレイキングダンス講座を見ながら、ひたすらバックスピンの練習をしていました。芸人になってからは、お仕事で一緒になったダンサーさんに教えてもらったりはしていますが。 ――コンビ時代は漫才の印象が強いのですが、演技力はどのように身に着けたのですか? きくち:今の神保町よしもと漫才劇場が芝居小屋だった時代、よく演劇の舞台に立たせてもらっていたんです。その劇場が『おしゃれ紳士』とコラボしたことがあって、僕は2021年にその2回目の公演にゲストとして呼ばれたんですよ。その時の舞台が本当に面白くてめちゃくちゃ感激して、「絶対にまた呼んでくださいね!」って言ったら、本当に次の公演も呼んでもらえました(笑)。 ――「おしゃれ紳士」は、よっぽどきくちさんの心を打ったのですね。 きくち:もう一度出演してみても、やっぱりものすごく面白くて。「正式に入れてくれ」って直談判したら、本気で話し合いをしてくれたんです。その後は晴れてメンバーになりました。2月の公演にも出演しています。 ――ピン芸人活動、滑り出し順調そうですね。 きくち:とはいっても、リアルな仕事量としては漫才の出番がなくなったので、その分は少なくなりましたよ。それでもルミネtheよしもとのスペシャルコメディだったり、MCだったりで劇場や舞台には立てています。コンビとしての収入を超えることは、なんだかんだで今後の目標の一つではありますね。 ==========  ピン芸人として、そして表現者として枠にとらわれず突き進むきくちさん。そんな彼がいま、お笑いや演劇と同じ熱量で取り組んでいるのが「手話」です。後半では、手話を始めた意外なきっかけや、独学で身につけたという驚きの習得術、そして「手話×お笑い」の持つ可能性について語ってもらいました。 <取材・文&撮影/もちづき千代子>
もちづき千代子
フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。インコと白子と酎ハイをこよなく愛している。Twitter:@kyan__tama
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【公演のご案内】 今回取材させていただいた、きくちこうすけさん所属のパフォーマンスグループ「おしゃれ紳士」による最新ステージ、『オシャレ紳士のバレンタイン・メイズ』が2月10日より開幕いたします。
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