「連れて行けない」原発5kmの自宅に残された愛猫…1か月後の奇跡の再会から、22歳を迎える奇跡
【今日のにゃんこタイム~○○さん家の猫がかわいすぎる Vol.213】
2011年3月11日に発生した東日本大震災は15年経った今も、人々の心に深く刻まれている大災害です。そんな大震災を乗り越え、今年22歳になるのは、ツユリさん(@tuyuri5151)宅のマリンちゃん。
マリンちゃんは、知人宅の庭で野良猫が産んだ子。2004年7月上旬、動物好きのツユリさんは兄弟の中で紅一点だったマリンちゃんに一目惚れ。両親を説得し、家に迎えました。
若い頃は、とにかくやんちゃ。2階のベランダから物置小屋の屋根に飛び降るなど、家族をハラハラさせたことは多々あったといいます。

ツユリさん宅は、福島第一原発から5km圏内にありました。震災時、ツユリさんは一晩、職場で過ごし、翌日に帰宅。マリンちゃんは地震発生時、家族と一緒に外へ飛び出しました。
「余震が多くて室内に戻るのが怖かったため、震災日の夜、家族は庭にテントを立て、キャンプ道具を駆使して一夜を過ごしたそうです」
マリンちゃんも外で夜を乗り越え、生き延びましたが、翌日の避難時、町から「ペットは避難所に連れて行けません」と告げられたのです。

「マリンは庭に戻って来ておらず、避難といっても夕方には戻って来られるだろうと思っていたので、室内に閉じ込めたままにするのも不安だと思い、ありったけのご飯と水を庭に用意し、自家用車で避難しました」
一家は、新潟へ避難。その後、両親の実家へ移った時、ツユリさんは父親を説得し、マリンちゃんを迎えに行こうとしました。
ですが、検問所で警察に止められ、住んでいた町に入ることはできませんでした。悔しさから、ツユリさんはその場で泣き崩れたといいます。

「その時、もう二度とペットは迎え入れない、迎え入れる資格はないと思いました。今もその想いは消えません。マリンは最初で最後の愛猫です」
町が警戒区域となる直前には、両親からも立ち入りを強く止められ、マリンちゃんを迎えに行くのはより難しくなりました。
ですが、同時期、全国各地の動物愛護団体が検問所を越え、動物たちを保護していることをネットで知ります。ツユリさんは複雑な想いを抱きながら、マリンちゃんの情報や自宅の住所を複数の団体へ提供しました。

「自分は安全な場所にいるまま、愛護団体様を現地へ向かわせる行為が非常に卑怯で恥ずかしく思い、後ろめたかったです」
震災後、ツユリさんはマリンちゃんを置いて避難せざるを得ない状況に置かれたが、保護団体にレスキューを依頼。震災から1ヶ月後に再会を果たしました。#東日本大震災から15年
— ツユリ⛓(*눈_눈)σ兵長太もも部部長 (@tuyuri5151) March 10, 2026
福島第一原発から5km圏内だった自宅。愛猫を残して避難してしまった事は、私の人生最大の後悔。けれど約1ヶ月間生き抜いてくれた愛猫。過酷な環境の中、内部・外部被曝もしたでしょう。そんな愛猫は、なんと今年の6月で22歳です。貴女がいてくれるから私は今日まで頑張れたよ。 pic.twitter.com/1w1M1sN6zP
平和な日常を壊した、東日本大震災


警戒区域にいる愛猫ともう一度会いたい












