「血まみれの息子に、震えが止まらなかった」小5息子を“失いかけた”母親の後悔。シートベルトを着けてとあれほど言ったのに
子どもが大きくなってくると、どこまで確認したり叱ったりするべきか迷ってしまうものですよね。今回は、反抗期の長男を強く叱ったり突き放したりすることができずに苦い経験をしたという女性・森山知夏さん(仮名・40代)の話を紹介します。

当時、知夏さんの悩みの種は、小学5年生でちょうど反抗期だった長男。次男と一緒のときにはとくに態度が悪くなることを気にしていました。仕事でコミュニケーション不足なこともひとつの原因かもしれないと、なかなか休みの取れない連休に有休を取得。
「息子たちと1泊2日の旅行へ出かけることにしたんです。いつもは反抗的な長男ですが、車に乗り込んでシートベルトを締めるよう促すと珍しく『おん』と返事をしたので、まだまだかわいいなと思いながらガミガミ言わずにそのまま運転しました」
走行中には、みんなで楽しく過ごしたいと通勤前後や家事の途中に考えたなぞなぞを知夏さんが出題。「難しいなぁ……」と唸る長男や「ヒント、ヒント!」とねだる次男を見て、休みを取ってよかったと心から思いました。
「すごく楽しい時間でした。普段はケンカばかりの長男と次男も楽しそう。やっぱりコミュニケーション不足もあったのかと少しほっとしました。高速道路が近づいてきたので『シートベルトしてる?』と声をかけて再確認すると、『おん』と良い返事が返ってきました」
長男と次男の気持ちがいいほど素直な返事を受け、そのまま高速道路の入口へ向かった知夏さんでしたが……「ピーッ!」と笛の鳴る音がして、青い制服の警察官と赤い旗が視界に入ってきました。嫌な気持ちにはなったものの、止められる心当たりはありません。すぐに助手席の窓を開けて対応します。
「どうして止められたのか不思議に思いながら、警察官に『なんでしょうか?』と尋ねると、後部座席の長男が返事だけしてシートベルトをしていなかったことが判明したんです。思わずその場で叱ってもふざけて返してくる長男に、イライラしながら違反切符の手続きをしました」
免許に違反点数が付くことになった知夏さんは、ガクンと落ち込みます。そして長男にもういちど注意。次男にも「事故ったら死ぬよ!」と声をかけ、今度こそきちんとシートベルトをするよう促しました。そしてミラーで2人がシートベルトを引くところを確認。

「その後も旅行を続けました。次男がまたクイズを出してというので、たくさん考えておいてよかったと思いながら出題。道の駅でごはんを食べて景色を見て買い物をして、子どもたち2人も楽しそうだったので、やっと私の気持ちも落ち着いてきたときでした……」
反抗期の息子と楽しく過ごしたい

画像はイメージです(以下同)
突然「ピーッ!」と笛で止められて

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