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NHK大河主演の33歳俳優、「俳優の父」が名前に込めた“願い“がスゴい。父の夢を最高の形で叶えるまで

 中野英雄と仲野太賀父子は、1994年と2024年にそれぞれ、『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演している。そこにはちょうど30年越しの、夢の物語がある。  仲野太賀は、2026年の大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK)で、大河ドラマ初主演を果たした。天下人になる兄・豊臣秀吉(池松壮亮)を支える弟・豊臣秀長役は、俳優デビュー20周年の節目にも相応しい。  父が願いを込めて名付けた名前が、こうした大役につながる……。“イケメン研究家”加賀谷健が解説する。

息子を「太賀」と名付けた理由

 1994年、現在も放送中の長寿番組『徹子の部屋』に、中野英雄が出演した。通称、チョロ。1992年放送の人気ドラマ『愛という名のもとに』(フジテレビ系)で演じた役のあだ名で今も広く親しまれている。名前という固有性がいかに重要なことか。  1993年に生まれた息子を「太賀」と名付けた理由もまた、そのことをよく示している。仲野太賀。2026年放送の大河ドラマ『豊臣兄弟!』の主演俳優だ。『徹子の部屋』出演回で父は言っていた。  同じ俳優として、大河ドラマに出演してほしい。だから、大河と名付けたのだと。父が息子の名前に込めた夢を、実際に息子は叶えてしまった。しかも主演という、より大きな夢を。

仲野太賀は2011年に豊臣姓のキャラクターを演じていた

 仲野太賀の大河ドラマ初出演作は、2007年放送の『風林火山』だった。当時、14歳。2006年に13歳で俳優デビューした翌年ということで、夢の名前を込めた父・中野英雄からすると、拍子抜けするほどのスピード感だったのではないか。  同作では、室町幕府の要職にある上杉憲政の嫡男・上杉龍若丸を演じた。初々しい役柄ながら、北条氏によって抹殺される、悲劇的なキャラクター性を背負っていた。  俳優デビューから初期の仲野太賀は、大河ドラマで儚い役柄を繰り返し演じている。  2011年放送の『江〜姫たちの戦国〜』では、豊臣秀吉の息子である豊臣秀頼を演じた。1615年、大坂夏の陣で秀頼は自害する。大河ドラマ主演作『豊臣兄弟!』の仲野太賀は、池松壮亮演じる秀吉の弟・豊臣秀長役だが、すでに豊臣姓のキャラクターを演じていたことになる。
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夢の主演作『豊臣兄弟!』は俳優デビュー20周年の節目
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