「このまま亡くなってしまうのでは…」と思えるほど衰弱していたエギルくんは徐々に体調が回復。まさかのV字復活を果たしたのです。
現在は、元気も食欲も旺盛。家族がケーキを食べていると駆け寄り、おねだり。悪性腫瘍そのものがなくなったわけではありませんが、目立った症状は現れておらず、病気と上手く付き合いながら日常を過ごせています。

「同じ猫種の同居猫と比べると体が一回り以上小さくて細いので病気の影響を感じますが、穏やかに生きてくれている奇跡が嬉しいです」
1日でも長く元気でいてほしい――。そんな思いから家族は、エギルくんがひとりで過ごせる時間を取れるように配慮するなど、ストレスを溜め込まない暮らしを心がけています。
エギルくんと出会ったことで飼い主さん宅には猫が増えていき、現在は5匹の猫が生活中。飼い主さんは愛猫以外の猫も幸せになってほしいとの思いから、動物保護団体の譲渡会にチャリティ出店をするようにもなりました。

「全部、エギルと出会ったから。たくさんの幸せやご縁を運んできてくれたことに、心から感謝しています」
余命宣告を跳ねのけ、家族と生きる未来を掴んだエギルくん。穏やかな日々が、この先も長く続きますように。
<取材・文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:
@yunc24291