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嵐が「老若男女に愛された」“王道楽曲のパワー”。元祖国民的アイドルとは違う、5人の凄まじさ

個性がぶつからないハーモニーで幕を閉じた

 また、大野が嵐の活動20年周年で辞めることを申し出たものの、松本、相葉、二宮、櫻井が「待つ」という選択をしたことも、グループの歴史上極めて大事なトピックだ。4人で活動を続けることをしなかったのは、「5人で嵐」であると同時に、楽曲の中心に大野がいたからだ。
 大野自身も十分な休息を得た後、しっかりとラストツアーを敢行し、ファンの前で全員揃ってグループ活動を閉じた。国民的アイドルとして、最も美しい終わり方だと言えるだろう。  どのグループも叶わない、圧倒的な「安心感」。強い個性がぶつかりすぎることなく美しいハーモニーを奏で、大団円に繋がった。

瞬間的な「バズ」ではない歌い継がれる名曲

『Happiness』の「走り出せ 走り出せ 明日を迎えに行こう」、『マイガール』の「ありがとうの想いを伝えたいよ そっと君のもとへ」といった歌詞は、ラストライブでは観る者の涙腺を決壊させた。だが、活動を終えた今、老若男女誰が聞いても心地良く、前を向かせてくれるものとなっている。
CD『Happiness』(Storm Labels)

CD『Happiness』(Storm Labels)

 26年半のライブ総動員数は1700万人超。オリコンの年間アーティスト別売上総合1位は通算9度で全アーティスト歴代最多。  SNSでの瞬間的なバズや一部ファンによるCDセールスの底上げではなく、たしかな「楽曲のパワー」で国民的アイドルとしてグループを締めくくった嵐。彼らの想いは、絶えることなく、後世に歌い継がれていく。 <文/こじらぶ>
こじらぶ
ライター・コラムニスト。上智大学大学院外国語学研究科修了・言語学修士。ドラマ、男性&女性アイドル、スポーツ、エンタメ全般から時事ネタまで。俳優、アイドルなどのインタビューも。X: @kojirabu0419
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