もはや職人芸の域『リボーン 〜最後のヒーロー〜』高橋一生

画像:『リボーン ~最後のヒーロー~』テレビ朝日公式サイトより
3位は『リボーン 〜最後のヒーロー〜』(テレビ朝日系)主演の高橋一生さん。IT社長・根尾光誠と借金を抱えた商店街の青年・野本英人という真逆の1人2役を難なくこなす様は、もはや職人芸の域です。
冷徹無比だった根尾は、転生した英人として、周囲との触れ合いを通じ血の通った青年へと変貌を遂げてきました。一方で、英人は入れ違いで転生した根尾になりきることで、仕事では成功してもAIしか話し相手がいない孤独な人生を歩んでいた。「環境によって人間は簡単に変わってしまう」という残酷な事実に、声色一つで確かな説得力を持たせていました。
特に物語終盤では、高橋さんの繊細すぎる“人格の書き換え”により、英人の中に根尾でも英人でもない「第三の人格」が降臨。高橋さんが傲慢さ、後悔、希望を丁寧に積み重ねたことで、この物語を単なるファンタジーではないヒューマンドラマへと昇華させました。
現代の“リーダー像”を体現『サバ缶、宇宙へ行く』北村匠海

画像:『サバ缶、宇宙へ行く』フジテレビ公式サイトより
4位は月9『サバ缶、宇宙へ行く』(フジテレビ系)主演の北村匠海さん。満を持しての初の教師・朝野峻一役で、生徒、町全体を一つにして、サバ缶を宇宙食にするため奮闘しました。
12年かけたプロジェクトという実話を元にしているため、学園モノでありながら3年ごとに生徒が卒業し入れ替わってしまう。その分、朝野が旗手役となり牽引するのかと思いきや、彼は決して生徒を引っ張り回しません。
朝野として、「宇宙を目指す」という非日常の中でも静かな体温と観察者としての繊細さを崩さない姿勢が印象的だった北村さん。彼特有の柔らかさと頼りなさが、かえって生徒たちの自主性を引き出すという、押し付けがましくない現代の“伴走型”のリーダーシップを体現しています。