Entertainment

「13歳とは思えない存在感…」春ドラマで圧巻の演技を魅せた助演俳優3選。子役の枠を超えた“底知れぬ才能”

倉悠貴『銀河の一票』『豊臣兄弟!』

0630_春ドラマ②

画像:「銀河の一票」HPより

 次にご紹介するのは、『銀河の一票』(カンテレ制作・フジテレビ系)で、松下洸平演じる主人公の秘書・藤堂昴を好演した倉悠貴(くら・ゆうき)です。  倉は同時期に、NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』にも小寺(黒田)官兵衛役として出演。秘書と軍師、どちらも主君を支える“参謀”という似たポジションでありながら、全く異なるベクトルの魅力を同時並行で提示し、今期トップクラスの印象を残しています。

秘書と軍師、2つの参謀役で異なる魅力を発揮

『銀河の一票』の藤堂は、感情を表に出さない“鉄仮面”。しかし倉は、その無表情のなかに絶妙なユーモアと愛嬌を潜ませ、作品に心地よいアクセントをもたらしています。少しの佇まいや一瞬の視線だけで人間性を伝える表現力は秀逸の一言。「無表情なのに、気づけば目で追ってしまう」と視聴者を惹きつけています。さらに、松下との絶妙な距離感も見逃せません。回を追うごとにバディとしての絆と深みを増していく2人のコンビネーションは、物語を牽引する大きな魅力となっています。  一方の大河ドラマ『豊臣兄弟!』では、歴代の名優たちが演じてきた天才軍師・官兵衛に大抜擢。初登場時は、若き天才ゆえの少し生意気でエネルギッシュな輝きを見せ、菅田将暉演じる竹中半兵衛の静かな佇まいとのコントラストが実に見事でした。  とりわけ息を呑んだのは、第24回で見せた「1年間の監禁生活」の姿。極限まで追い詰められた過酷な状況を生々しく体現し、半兵衛が遺した想いを受け継いで豊臣兄弟を支える覚悟を決めたその眼差しには、前半の若さとは一線を画す重厚な凄みが宿っていました。  現代劇では引き算で魅せ、時代劇では野心と熱をにじませる。短い出番でも役の輪郭をくっきり残せる倉は、やはりただ者ではありません。
次のページ 
あのイケメン俳優が“金髪ヤンキー青年”に
1
2
3
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ