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「13歳とは思えない存在感…」春ドラマで圧巻の演技を魅せた助演俳優3選。子役の枠を超えた“底知れぬ才能”

本田響矢『GIFT』

0630_春ドラマ③

画像:TVerより

 最後にご紹介したいのは、日曜劇場『GIFT』(TBS系)で、車いすラグビーチーム「ブレイズブルズ」の選手・朝谷圭二郎を演じた本田響矢(ほんだ・きょうや)です。  大ヒットを記録し続編も決定した『波うららかに、めおと日和』(フジテレビ系)で演じた「不器用で誠実な帝国海軍中尉」から一転。今回は、バイク事故をきっかけに車いすラグビーの世界へ足を踏み入れる“金髪ヤンキー青年”という驚きの変貌ぶりで視聴者を魅了しました。

感情の機微と泥臭い熱量で、名優陣に埋もれぬ輝き

 序盤の圭二郎は、周囲をかき乱すトラブルメーカー。けれど本田は、その荒々しさを単なる“尖った若者”として演じていませんでした。失われた日常への戸惑い、行き場のない苛立ち、周囲を遠ざけて自分を守ろうとする弱さ……。そのすべてが、乱暴な言葉や表情の端々からにじみ出ていたのです。  競技に向き合ううちに、もともとの負けず嫌いな性格や真っすぐさが前面に出てくる圭二郎。ぶつかり、転び、悔しがりながらも前へ進もうとする彼の姿には、作品全体を押し上げるような強いエネルギーがありました。  車いすラグビーというフィジカルな役作りに加え、人生が一変した若者の「痛み」と、再び夢中になれるものを見つけた「高揚感」を丁寧に重ねています。競技シーンの迫力だけでなく、ふとした沈黙や視線にも説得力があるからこそ、圭二郎の成長がまっすぐ視聴者の胸に届いたのではないでしょうか。堤真一、山田裕貴、有村架純といった主役級の俳優陣が揃う日曜劇場のなかで、臆することなく強烈な爪痕を残した彼の熱演は、今期のドラマシーンに鮮烈な光を焼きつけました。 ======  今クールのドラマも、心を揺さぶる名演が数多く見られました。皆さんの心に一番残った「俳優」はどなたでしたか? <文/鈴木まこと> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
鈴木まこと
日本のドラマ・映画をこよなく愛し、年間でドラマ・映画を各100本以上鑑賞するアラフォーエンタメライター。雑誌・広告制作会社を経て、編集者/ライター/広告ディレクターとしても活動。X:@makoto12130201
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