智美さんは、一人暮らしをするか迷っていた時、お金が減ることや帰宅して誰もいないことが不安だったそうです。
家探しも経験がないため、どの辺のエリアで探すのがよいかもわかりません。
職場の同僚に相談したところ、「柏って遠いよね。毎日よく通ってるなと思ってた」と言われ、ショックを受けたそうです。
同時に、「周囲からはそう見えていたんだ」と気づき、一人暮らしを決意しました。大学時代も片道2時間近くかけて通学していたため、本人にとっては「1時間15分は普通の通勤圏内」だったそうです。

ところが、実際に一人暮らしを始めると想像以上に快適でした。
「通勤時間が30分以上短くなって、すごく楽です。自炊できるか不安だったけれど、通勤が短いと疲れにくいんですよね。“料理しか家事が見えていない”って言われた意味も分かりました。ご飯なんてお惣菜でも何とかなるし、洗濯をためないほうが大事なんですよね」
「夫は18歳から一人暮らしをしていて、週末に食事の作り置きもしているし、本当にしっかりしているんです。実家暮らしの時はそういう夫のすごさが分からず、趣味とか、親が気に入るかばかり見ていたと思います」
智美さんが結婚相手として、両親に紹介したとき「いい人に出会えてよかったね」と言って祝福してくれたそうです。
実家暮らしの人に伝えたいのは、「一人暮らし=家賃がかかるだけ」ではないということです。生活を自分で回す経験を通じて、親から少し距離を置き、自分で決断する感覚が育っていきます。
もちろん、収入など諸般の事情があって実家暮らしをするのはよいと思いますが、一人暮らしが可能なら得るものは大きいのです。
もし今、「親に一人暮らししたいと言ったら“結婚する時に出ればいい”って反対されそう」と想像して不安になってしまうのなら、自立できていない証拠かもしれません。
<文/菊乃>
菊乃
恋愛・婚活アドバイザー、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:
@koakumamt