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マネージャー兼任の下積み時代も。実力派俳優・奈緒(31)の波乱万丈な軌跡と、難役に挑み続ける現在地

『あなたの番です』の怪演で証明した、クセのある役への適性

 朝ドラで親しみやすい役柄を演じ、一気に知名度を高めた奈緒さんですが、そのイメージを鮮やかに覆したのが、2019年放送のドラマ『あなたの番です』(日本テレビ系)でした。  奈緒さんが演じたのは、マンションの住人・尾野幹葉、通称「尾野ちゃん」。  眉毛よりも高い位置で切りそろえられた前髪が印象的な彼女は、主人公につきまとい、時に常識では測れない行動を見せる謎めいた女性です。  連続殺人事件の真相を巡る考察が盛り上がるなか、多くの視聴者が「尾野ちゃんこそ犯人なのでは?」と疑いの目を向けたほど、その不気味さが際立つ独特のキャラクターが大きな話題を呼びました。  可愛らしい笑顔を見せたかと思えば、次の瞬間には背筋が凍るような空気をまとわせる――。そんな難役を違和感なく演じ切った奈緒さんは、同作で“クセのある役が抜群にハマる俳優”としての評価を確固たるものにしました。

身を削るような難役にも挑戦。同世代で群を抜く「振り幅」

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画像:松竹株式会社 プレスリリース

 奈緒さんの俳優としての凄みが改めて証明された作品のひとつが、2024年公開の映画『先生の白い嘘』です。 「男と女は本当に平等なのか?」という重いテーマに向き合った本作で、彼女は親友の恋人に性的な関係を強要された経験を持つ高校教師・原美鈴を演じました。  劇中では心身ともに追い詰められていく姿が描かれ、生徒との対話を通して、押し込めていた感情と向き合うことになります。絶望と怒りが複雑に入り混じる感情を繊細に表現した奈緒さんの演技は、多くの観客の心を打ちました。  奈緒さん自身も撮影について、「女性にとってどれだけ怖いことなのかを体感した瞬間だったので、撮影が終わってもしばらく震えと涙が止まりませんでした」(※『mina OFFICIAL』記事より引用)と語っており、身を削るように深く役に向き合ってきたことがうかがえます。  振り返れば、奈緒さんのキャリアは常に「安全な場所」に留まることなく、新しい挑戦を重ねてきた歩みでもあります。朝ドラで親しまれた好感度の高い友人役から、不気味なストーカー気質の女性、そして社会問題を背負うシリアスな主人公まで、その振り幅は同世代の俳優のなかでも群を抜いています。  そんな奈緒さんは、7月3日から公開中の主演映画『死ねばいいのに』に加え、9月25日公開予定の映画『シャドウワーク』でも主演を務めるなど、話題作への出演が途切れません。 ==========  次は私たちにどんな顔を見せてくれるのか。奈緒さんが歩み続ける“ドラスティックな俳優人生”から、ますます目が離せそうにありません。 <取材・文/蜜ツ冶(A4studio)>
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