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「離婚しても、夫に支配され続ける…」と苦しむ妻。スタートした共同親権の光と闇【漫画】

離婚した後でも適用される共同親権

 片や薫の同僚でシングルマザーの久保真理は、別の角度から共同親権について悩んでいました。  真理は30代前半で、息子は12歳の小学6年生。19歳で出産し、6年後に離婚。離婚原因は元夫のギャンブルや浮気と、薫とはまったく状況が異なります。離婚後は連絡もなく、養育費も払われていませんでしたが、突然元夫から電話があり、和斗(息子)に会いたい、と懇願されたのです。  真理からすれば不信感しかありません。ところが会ってみると、今は改心して真面目な暮らしぶり、息子に会いたい! と頭を下げられた真理は、和斗に父親に会いたいか、直接たずねるのです。すると和斗の答えは――。  離婚後に新たな親の形を見出した真理。反面、まだ自我が芽生えない年齢のゆりかを抱えて、薫は離婚未満の状態から抜け出せずにいました。果たして彼女たちは、どのような結論を出すのでしょうか。

子どもの幸せは何なのか、難しい選択

 離婚は、夫と妻の軋轢で起こります。子どもの幸せは何なのか、特に子どもが小さなうちは親自身が選択するしかありません。  私は同じ女性として、薫の言い分も痛いほどわかるのですが、子どもにとっては頼もしい父親かもしれません。父親と一緒にいたい、ゆりかの意思を薫がどう尊重するのか。薫と夫が見出した解決策を、ぜひ本書を手にして見てみてください。  巻末には、柳原由以先生ととーやあきこさんとの特別対談付き。親子関係と法改正による制度をどうすり合わせていくのか、きっと参考になりますよ。 <文/森美樹>
森美樹
小説家、タロット占い師。第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『私の裸』、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)、『わたしのいけない世界』(祥伝社)を上梓。東京タワーにてタロット占い鑑定を行っている。X:@morimikixxx
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