Love

43歳男性の「子ども産めますか?」に凍りついた38歳婚活女性。“子ども希望圧”が敬遠され、「授かりもの」と寄り添う男性が選ばれる理由

「出産は命がけ。僕が気軽に要求するのは違う」

そんな中、婚活市場で一部の女性から強い人気を集めるのが、大祐さん(仮名・33歳)のような男性です。 医療機関に勤務する大祐さんは、子どもについて「いてもよいし、いなくてもよい」と考えていました。30代の婚活男性としては珍しい考え方であることを伝えると、彼はこう答えました。 「そうなんですか。出産って、現代であっても女性が命がけでやることですよね。授かれば嬉しいけれど、僕が気軽に『欲しい』と要求するのは、ちょっと違うと思うんです」 この素晴らしい考え方に私は感銘を受け、そのままプロフィールに盛り込むことを勧めました。 公園を歩くカップル大祐さんのような考え方は、子どもを強く希望している女性にとっても、実は非常に好印象に映ります。「子どもが欲しいから私を選ぶ」のではなく、「私という人間を尊重し、リスクを理解してくれている」と感じるからです。

妊活や子育ての苦労への解像度が上がった

なぜ、これほどまでに「子ども」を前提としない結婚観が広がっているのでしょうか。 こども家庭庁の調査では、結婚に消極的な理由として「収入への不安」「自由時間がなくなる」が上位に挙がっています。 と同時に、女性にとっては妊活や子育ての苦労について、解像度が上がったことも影響していると思います。 企業や自治体が妊活・育児を支援する制度が整ってきたのは良いと思う一方、近年SNSなどで「妊活のリアルな苦労」や「育児の大変さ」を発信する人が多くいます。妊活情報が増え、「卵子凍結」は女子大生でさえ知っています。 「働きながらの妊活の苦労」や「仕事と育児両立の大変さ」の解像度が上がることで、女性たちは非常に慎重になっています。20代でも「子どもはいてもいなくてもいい」と考える女性が増えたのは、決してわがままではなく、冷静に人生を見つめた結果のリスク回避策とも言えるでしょう。 その一方で、男性側はいまだに「結婚は子どもを授かる手段」「自分の遺伝子を残したい」と無邪気に考えているケースが散見されます。産む当事者ではないため、情報のアップデートが遅れているのかもしれません。 だからこそ、前出の大祐さんのように、「相手の立場に立って考えることができる男性」が、希少価値の高い存在として人気になるのです。 今の時代、婚活で人気なのは、条件を押し付ける人ではありません。「もし授からなくても、あなたと一緒にいたい」と言える、パートナーへの深い敬意を持った人です。 【他の記事を読む】⇒連載『私が結婚できないワケ』 <文/菊乃>
菊乃
恋愛・婚活アドバイザー、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt
1
2
3
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ