今では芸能界屈指の大人気ママタレとなっている辻さんも、数年前までは“炎上ママタレ”の代表格でした。ブログに掲載した料理から子どもとの外出、服装まで、何を発信しても叩かれていましたよね。

『杉浦家、7人生活スタートです。』(辻希美著、2025年、講談社)。今や5児のママとして尊敬の対象に
あまりにも些細なことまで「炎上」としてニュースになったことから、一部アンチによる批判をネットニュースが取り上げることで増幅される「ファントム炎上」ではないかと言われていました。
つまり途中からは、「問題のあることをしたから辻希美が叩かれる」のではなく、「辻希美だから問題点を探される」という順序に逆転していたとも考えられます。
この現象が今は板野さんにも起き始めているのではないでしょうか。
一度「常識とズレている」「自慢が多い」といったイメージが形成されると、見る側もそれを裏付ける材料を探すようになります。本来なら流される程度の言動でも、「また板野友美がやった」と注目されるようになるのです。
そしてかつて辻さんを叩いていた層が、辻さんでは叩けなくなってしまったために、板野さんを次のターゲットにしている。「板野友美なら叩いてもいい」というような空気が醸成され始めているような気がしてなりません。
もちろん、私生活を公開し、それを仕事や商品販売にもつなげている以上、板野さんの発信が批評されること自体は避けられないでしょう。
ブランド経営者の商品説明がおかしければ指摘されても仕方ないし、子どもをどこまでSNSに登場させるかについて意見が出ることもあります。
しかし、「この発言はおかしい」という批判と、「だから人としてダメ」という人格攻撃は別物でしょう。
板野さんは「すべて持っている人」に見えるのも事実。その炎上は、本人の脇の甘さや、“炎上ママタレ枠”の変化に加えて、嫉妬・羨望・嘲笑・見下しを増幅するSNSとの相性も関係していそうです。
<文/エタノール純子>